「この大会は、プレーするたびに特別さを感じる。ここに出られるかどうかは、そのときの自分の安定感も示せるし、いつかプレーヤーズで勝つことも目標のひとつ。日に日に自分のゴルフはよくなっているし、今年勝つチャンスがあると手応えも感じている。大事なのは、すべてがタイミングよくかみ合うこと」と語る。
前週の「アーノルド・パーマー招待」で再び優勝を挙げたデシャンボーの姿に、チクリと胸を刺す少しの後悔。「自分と他人を比較するわけではないが、いま思うと、トレーニングをやるべきだったとか、自分のゲームの“ここ”を強化すべきだったと考えてしまう。過去を悔やむのはいいことではないが、この感情を覚えておくことは大切だと思う」。悔やむだけでは終わらない。優勝に恵まれていない4年間に終止符を打つための布石は、過去の教訓から生まれる。
