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タイガー・ウッズVS松山英樹 互いのプレーを意識しながらの2時間、激闘を振り返る

タイガー・ウッズVS松山英樹 互いのプレーを意識しながらの2時間、激闘を振り返る

配信日時:2019年10月28日 13時20分

前の組とは時間差がなく、1打先でプレーする姿がよく見える。2打差で迎えた17番・パー4、ウッズはセカンド地点から、松山フェアウェイからピン手前4mほどにつけるのをじっと見ていた。4mのバーディパットはわずかに左をそれて入らず、パー。ウッズも17番をパーで終え、2打差のまま最終ホールへ突入した。

18番パー5。ここで松山がイーグルを獲れば、逆転優勝かプレーオフの可能性も十分残されている。しかし、ティショットは右のバンカー、セカンドショットもグリーン横のバンカーへ。3打目のバンカーショットはピンを大きくオーバーし、10mほどのバーディパットが残った。「ギリギリを狙っていったので仕方ない。打てる技術がまだ無い。寄ることも無く入ることもない。またひとつ課題が見つかった」。3オン2パットのパーで、ウッズと2打差のままフィニッシュ。

しかし、10mのファーストパットを『OK』の距離につけ、グリーン上から上がる歓声はセカンド地点で待つウッズの耳にも届いていた。「状況を読み違えていた。ヒデキの良いショットを見て、18番でパーを獲らなくてはと思っていた」(ウッズ)。フェアウェイからウッズが放った2打目はグリーン右手前のバンカーへ。そこから手前約3mにつけ、グリーンに上がるときには、ウッズの勝利を確信したファンが熱気を帯びて待っていた。歓声に包まれる中、ウィニングパットを沈めてバーディフィニッシュ。トータル19アンダー、最終ホールで3打差まで引き戻して通算82勝目を手に入れた。

「とても長い1週間だった。ヒデキもチャージをかけていて、私もミスをしたから接戦だった。13、15番のパットも入ってくれたらと思うが、最終的に優勝できてよかった」。ウッズの快挙で幕を閉じた「ZOZO Championship」。日本の松山英樹と世界的スターの激闘は、間違いなく歴史に残る1試合となった。

以下、タイガー・ウッズと松山英樹の最終日のプレー詳細

■12番パー4
【ウッズ】
ティショットはフェアウェイ。2打目は打った瞬間に手をはなし、悔しがる。右バンカーに入れて、そこから手前6mにオン。2パットのボギー。

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