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最古のメジャーに挑む松山英樹 スロープレーの罰打あり、優勝争いありのこれまでを振り返る

最古のメジャーに挑む松山英樹 スロープレーの罰打あり、優勝争いありのこれまでを振り返る

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月17日 17時02分

だが、そのまま行われた3ラウンドは3バーディ・2ボギーの「71」で1つスコアを伸ばすに留まり、トータル7アンダーの18位タイに後退。17番ではロードバンカーにつかまった。1978年大会に中嶋常幸が脱出に4打を要したことから、“トミーズバンカー”とも呼ばれている名物に阻まれボギー。第3ラウンドを終えて首位と5打差がついた。

優勝のチャンスを残して、悪天候のため順延となった月曜日に臨んだ最終ラウンド。前半からバーディを重ね、一時は首位と1打差に迫ったが、12番で1メートルのパーパットを外してから一気に流れを失い、終わってみれば18位タイ。「何かが足りないから勝てない」と5日間にわたった聖地での戦いを終えて悔しさをにじませた。

■メジャー大会2戦連続予選落ち(2016年)
スコットランドにあるロイヤルトゥルーンで行われた16年大会は、不本意な結末となってしまった。初日に46歳のフィル・ミケルソン(米国)がメジャー最少ストローク記録となる“62”に迫る「63」でスタートするなか、松山は4度目の全英オープンでワーストスタートとなる75位タイ。フェアウェイキープ率は93%で全体の2位をマークしたが、「(パッティングは)悪くないけど入らないので、いいとはいえないですね」とグリーン上で苦しんだ。

巻き返しを誓った2日目も「78」。不発どころか大たたきで、全英ワーストとなる111位タイ。6月の全米オープンに続き、海外メジャー大会2戦連続での予選落ちとなった。「何が悪いか分からない。それが分かったらこんなに予選落ちも続かないと思う。でも、何かを変えなくてはいけないと思う。何をしなくてはいけないかを考えて、しっかりと練習をして次の試合に備えたい」と、足取り重くスコットランドを後にした。

■最終日の1打目で奇跡の優勝は儚く散る(2017年)
全英オープンの舞台の中でも屈指の難コース、ロイヤルバークデールには好調の波に乗って現地入り。全米オープンで2位に入った勢いを見せた。初日は首位と3打差の12位タイ。上々の滑り出しを見せると、目まぐるしく変わる天候に翻弄されながらの18ホールとなった2日目は難コンディションに苦しみトータルイーブンパーまで落としたが、順位は10位タイに上がった。

3日目はジョーダン・スピースが大きくスコアを伸ばし、松山は7打差の5位タイから最終日をスタート。奇跡に懸けたが、出だしの1番ティショットをまさかのOB。このホールをトリプルボギーとすると、その後も巻き返せずに14位タイで終戦した。

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