この3日目には、ミケルソンが動いているボールを打ち返す“事件”や、選手からコンディションに対する非難の声もあがる一日に。全米ゴルフ協会(USGA)が、「風を読み間違えた。今夜中にコースを柔らかくしてスローダウンする」という弁明を行うなど物々しい雰囲気も流れた。
だが最終日は、前日に撒かれた水の効果や、早朝のスタートだったこともあり、「コロがりもきれいだった。パットが一番合っていた」とグリーン上のプレーが改善。バーディ6つを奪う活躍で、「66」と好スコアでのホールアウトとなった。後続の選手が崩れ、クラブハウスでグングンと順位を上げたことで、最終的にはトータル10オーバー・16位タイに。優勝こそおあずけとなったが、荒波の4日間を歯を食いしばりながら乗り越えた。