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R・マキロイを勝利へ導いた彼の過去【舩越園子コラム】

R・マキロイを勝利へ導いた彼の過去【舩越園子コラム】

配信日時:2019年3月18日 15時40分

翌年のマキロイは1勝も挙げることができず、不作の1年を過ごした。が、その翌年の2018年にパーマーの大会(アーノルド・パーマー招待)で復活優勝を遂げたときは、それが単なる偶然とは思えなかった。

そう、2016年の「ツアー選手権」で13勝目を挙げたときも、2018年の「アーノルド・パーマー招待」で復活し、14勝目を挙げたときも、もしかしたらパーマーはマキロイにゴルフ界の未来を託し、「あとは頼んだよ」と言っていたのではないか。そんなふうに思えてならなかった。

そのせいなのだろう。その後のマキロイの動向を眺めるたびに、「天国からの声」が聞こえてくるような錯覚を覚えた。

2018年の「マスターズ」最終日。パトリック・リード(米国)とともに最終組で回ったマキロイは、1番ティでギャラリーから割れるような拍手と声援を浴び、その大きさはリードに対するそれとは比べものにならないほどのものだった。

大きな期待を背負っていたマキロイにかかっていたプレッシャーは多大だったはず。案の定、マキロイはティショットを林へ打ち込み、いきなりピンチに陥った。だが、緊迫感が漂うオーガスタの1番で、彼は全身全霊をかけて見事なリカバリーショットを打ち、奇跡のようなパーセーブを披露した。一方のリードはボギー発進となった。だが、2番ティへ向かう際、リードの表情からは余裕すら感じられたのに対し、マキロイはまだスタートしたばかりなのに、すでに疲れた様子だった。

後から思えば、あの1番の発進の仕方が、すでにマキロイ惜敗を暗示していた。パワーとエネルギーの配分と維持。勝利への渇望とメンタル面のコントロール。そうしたことを上手く行えるようになるまでには、それらが上手くできなかったことによる敗北経験を重ねることも必要で、マキロイはそうした経験を過去に何度も積み、今年これまでの数週間でさらに積み上げてきた。

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