【動画】首位発進のタイガーとマキロイの初日ハイライト
昨シーズンに引き続き、今季もツアートップの飛距離を誇るマキロイ。身長175センチながら平均320ヤードを繰り出すスイングは、「まさにアスリートのスイングです」と森はいう。
マキロイのスイングの一番の特徴は、バックスイングからトップまで、手首の動きをほとんど使っていないこと。「バックスイングでは、腕を多く使う選手と、体を多く使う選手に別れますが、マキロイは後者です。トップで一気にコッキングしていますが、そこまでノーコックなんです」。手首の動きを使わないぶん、バックスイングでは体を思い切りねじって、全身をフル稼働させているということ。体が強いからこそなせる技だという。
身体感覚の強さがうかがえるもう1つの特徴が、フィニッシュだ。「トップからフィニッシュまで一気に持っていくのが特徴ですが、曲げても絶対にこのフィニッシュをやるんです。体も強いし、そこまでもっていくという意識が強いことがわかります」。同じ形で最後まで振り切る。アマチュアにも参考になる部分だ。
解説・森守洋(もり・もりひろ)/1977年2月27日生まれ、静岡県下田市出身。
高校時代にゴルフを始め、1995年に渡米しサンディエゴにて4年間ゴルフを学ぶ。2002年よりレッスン活動を開始し、現在は「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。