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六車日那乃がアジアNO.1決定戦で得た“学び” 悲願プロテスト合格へ「生かせたら」

アジア女子アマの最終ラウンドが終了。六車日那乃は1バーディ・1ボギーの「72」で回り、初出場の大会をトータル6アンダー・16位タイで終えた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年2月5日 09時00分

<アジアパシフィック女子アマチュア選手権 最終日◇4日◇サイアムCC ウォーターサイドC(タイ)◇6309ヤード・パー72>

実りのある4日間だった。アジアNO.1女子アマ決定戦をトータル6アンダー・16位タイで終えた21歳・六車日那乃は、悲願のプロテスト合格へ向けて多くの「学び」を得た。

ボールには「むぐむぐ」【写真】

フィールド2番手となる世界アマランキング22位。優勝候補として挑んだ予選ラウンドは「68」「66」で回り、首位と2打差の単独2位で週末に駒を進めた。

しかし、3日目に大きな落とし穴があった。3つのダブルボギーを叩いて「76」。「自分ではあまり感じてないと思っていたのですが、やっぱり体も固まって、気持ちの面でも焦っていた」。トータル6アンダー・15位タイに急落し、優勝戦線から脱落した。

しかし、大失速を引きずることはなかった。最終日は1バーディ・1ボギーのイーブン。「きょうは無駄な力を抜くことができた。3日目はパターがダメでしたが、4日目に改善出来たので、それは学びです」と修正できたことは自信につながる。

「(最終日は)全部が安定していたのですが、もう少しアグレッシブにできたら良かった
なと思います」と消極的になった部分は反省点。それでも「最初の2日間でいいプレーができたのは、自分のもの。そこは良かった」。第2ラウンドでは7バーディを奪取するなど、予選では攻撃力の高さを証明することができた。

これまで日本のプロテストを4度受験したが、いずれも失敗。最終テストには3度挑戦したが、最後の2日間で追い上げることができずに涙をのんできた。合格率約3%ともいわれる狭き門をくぐり抜けるためにも、この大舞台での上位争いで学んだことは多い。

「いいところは伸ばして、悪いところは改善して。プロテストも4日間ですし、そこに生かせたら」。悲願成就に向けて、21歳は課題と収穫を日本へ持ち帰る。

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