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“初日から勝負”の難しさに本音も 原英莉花が語るエプソン特有の「ペース配分」

今季6度目のトップ10入りを果たした原英莉花が試合を振り返る。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年7月21日 17時15分

<カセラ・ゴルフ選手権 最終日◇20日◇パインヘイブンCC(ニューヨーク州)◇6520ヤード・パー71>

今季6度目のトップ10入りを果たした原英莉花。最終日は今週初の60台をマークし、首位と6打差の7位フィニッシュ。「ボギーは打ったけど、バーディも取れたので良かったかなと思いますし、上がり2つは結構よかったかな」と、冷静かつ前向きに振り返った。

【写真】沈めた6メートル!原英莉花、18番で見せた“このリアクション”

見せ場は終盤にあった。17番では9メートルのバーディパットを沈め、「(入って)ラッキー!」と笑顔。続く18番では、ピンをオーバーしたアプローチのあと、6メートルのパーパットをきっちり沈めて締めくくった。「思ったところに打てましたね。ちょっと弱いかなと思ったんですけど、最後、ひと転がり転がってくれてよかったです」と、ラインとタッチが噛み合った会心のパットにうなずいた。

その一方で、15番、17番と続いたバンカーショットには苦しめられた。どちらもフェアウェイからの2打目がグリーンサイドの硬く、左足下がりのバンカーに捕まり、「15番のバンカーショットを引きずっちゃった感じがありました」とピンに寄せきれないピンチもあったが、いずれもパーとバーディで切り抜けた。

今週のプレー全体については、「大きなミスはなくプレーできたかな」と安定感を評価。とりわけパッティングには手応えを感じていた様子だった。

ただ、優勝争いにはあと一歩届かなかった。その要因の1つが、2日目の3番ホールだ。原はここで痛恨のトリプルボギーを叩いている。「奥ピンでアゲインストかなと感じて、ピンハイを狙ったら奥のエッジに跳ねてしまって…。30ヤードぐらい奥まで行って、木がかかるところから出して、アプローチが下の段まで転がって、そこから22メートルを3パット。攻めた結果が大きなミスに繋がっちゃいました」と、振り返った口調にも悔しさが滲んだ。

この“トリ”が無ければ優勝争いも…と考えてしまうが、「ドライバーショットはまあまあいい感じでしたし、ロングのセカンドが課題ですけど、それ以外は結構よかった」と、今後に向けて前向きな材料も多い。

また、3日間で構成されるエプソンツアーについても、「初日にしっかりスコアを出さないといけないし、午前・午後のスタート時間によって調整も変わってくる。日本の3日間だと、初日よかったら、2日目このぐらいみたいなのがあるんですけど、ペース配分とか難しいですね」と、その特有の難しさを語った。「結局、(初日)午前、(2日目)午後でも、3日目が早かったりすると、結構タイトになっちゃったりする。(初日)午後、(2日目)午前の方が自分には合っている」と、自身の相性にも触れた。

さらに来週は、レジェンドツアーとの共催が予定されており、最終日はエプソンツアーの選手2人と、レジェンドツアーの選手1人が同組でプレーする構成に。「色々感情が湧きますね、楽しみもありますし、尊敬しているということを伝えたい。でも英語が話せないので失礼のないようにしたいですね」と心境を明かしつつ、「こいついけそうだなって思ってもらえるような、いいプレーをしたい」と、強い意気込みをのぞかせた。

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