あどけない? プロテスト合格時の渋野日向子【写真】
◇
昨年2度行われたプロテストでは、ともに最終まで進みながら悔し涙を流すことになった。「かすりもしない落ち方でした」。坂口瑞菜子(みなこ)は、当時のことをこう振り返る。4日間のスコアは、6月が5オーバー、11月が17オーバー。初挑戦となった2019年は2次予選で敗退していただけに、進歩は感じられたが、合格ラインに設定される20位タイには遠く及ばなかった。
「今年は計画的にトレーニングやスイング改造をやってきて、いい感じでゴルフの調子も上がっています」。この取り組みは、2度目の最終テスト会場になった城陽カントリー倶楽部(京都府)で苦労した経験からきている。「グリーンが硬くて速くて、球の高さが求められる会場でした。飛距離も、球の高さも足りてなかったので、そこはすごくやってきました」。
3年前から指導を仰ぐのは、日本ツアー7勝を誇る今野康晴。「ドローボールが持ち球なんですけど、悪い時はドローの幅が大きくなってしまう。できるだけクラブパス(インパクト時のヘッドのインアウト・アウトイン)に気をつけてます」。ここをポイントに、師匠とともに拠点の千葉でスイングを作り上げてきた。
