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「来年どこで戦うかが決まる大事な1週間」 アマ馬場咲希が初のプロテストを前に思うこと

日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の2023年度最終プロテストが、あす31日(火)から4日間の日程で開催される。今月、米ツアーQスクールのセカンドステージを突破したばかりの馬場咲希は初のプロテストを前に調整を重ねる。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2023年10月30日 16時39分

アマチュア馬場咲希は初のプロテストを迎える
アマチュア馬場咲希は初のプロテストを迎える (撮影:GettyImages)

<JLPGA 最終プロテスト 事前情報◇30日◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山県)◇6419ヤード・パー72>

アマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が、いよいよ今年の大一番のひとつを迎える。あす、プロテストの初日を控え、「この4日間で来年どこで戦うのかが決まる。大事な1週間になる」と決意をにじませた。

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ここを通過しツアープロになれるのは20位タイまで。今年出場の選手は計615人で、その合格率はわずか3%ほどになる。馬場自身は最終からの出場ということと、「(テストを)受けたことがないから…」ということもあり、あまりピンとこない様子だが、とにかく1ホール1ホール、一日一日のプレーに集中するだけだ。「これまで一緒にプレーしてきた選手も多いのでリラックスしてやりたい」。過剰なプレッシャーを感じることはなく、自然体で本番を迎える。

今月20日(金)まで米フロリダ州で、来年の米国女子ツアー出場権をかけた2次予選会に出場。ここで無事、最終予選会(11月30日~12月5日、米アラバマ州)進出を決め、すぐさま帰国した。23日からは、時差ボケ調整のため、3日連続で朝一ラウンドも敢行。こうして強行軍のなか、調整を重ねてきた。

米国、日本を股にかけての“就職試験”には、当初「不安はあった」とも話す。それでも、まずは米国での負けたら終わりという戦いを突破し、「気楽ではないけど、余裕はあります」という心境にもなった。もちろんここからが本番だが、それをいい形で“リラックス”につなげていきたい。

なにより、この予選会挑戦は、プロテスト受験に向けてもいい経験にもなった。これまでの試合で意識するのは“優勝”だったが、ボーダーライン突破を目指してのラウンドは緊張感に満ちたもの。人生初となる“QT”を終えた直後には、「すごいしんどかった。(いつもと)全然違う!(普通の)試合みたいにプレーできるのかなと思ってたんですけど、すごいしんどかった」と話していたが、今回も“20位以内”に入ることが重要になる戦い。とはいえ「出るからにはトップになれるように頑張ります」と上を見てプレーしていくことを心がける。

開幕前日は、アウトコースから18ホールをプレーして最終調整。496ヤードの18番パー5では、花道から転がす見事なショットで2オンにも成功し、持ち味もしっかりと生きそうだ。「(昨年8月に)全米女子アマで勝った時は、まだプロテストまで1年あると思ってましたけど、今年に入ってから早かったですね」。これは、それだけ濃密だった証とも言える。そんな1年間で培った成果をしっかりと発揮したい。

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