<みちのくコカ・コーラボトリング × OMNIX GOLF プレゼンツ みちのくコカ・コーラレディース(1日競技)◇2日◇メイプルカントリークラブ(6,295ヤード・パー72)>
2022年に初出場から2試合連続優勝という鮮烈なネクヒロデビューを果たした和久井麻由がそれ以来となる通算3勝目を飾った。濃霧により進行が遅れたため、競技は9ホールに短縮。和久井は短期決戦をバーディラッシュで制し、2週後に迫るプロテスト2次予選(A地区)に弾みをつけた。
当初の予定から1時間30分遅れで第1組がスタートした後、競技は約1時間に渡って中断した。ほとんどの選手がクラブハウスで軽食をとるなか、練習グリーンでボールを転がしていた数人の中に和久井がいた。
「ずっとパターに悩んでいて、もう無理かもしれないとか、ネガティブなことばかり考えちゃうんで練習してました。私は最終組で再開してもスタートまで40分あったし、練習グリーンが混んできたらご飯食べようかなと思って」。計算された入念な準備が好スコアに繋がった。
1番で1メートル、2番で2メートルを沈めて、出だしから連続バーディを奪うと、3番パー3では8メートルを沈めた。「寄せればいいと思って打ったのが入ってくれて、今日はすごくフィーリングがいいかもしれないって思いました」。さらに4番パー4の2打目は30センチにつけるスーパーショット。4連続バーディで一気に抜け出した。
悩みのパッティングはパターを替えることで対処している。「(グリーンが)速い用、遅い用、不安用の3本を使い分けています。重い時はオデッセイさんのカメ(TRTL)、速い時はキリン(ジラフ)で、ちょっとフィーリングが悪い日はゼロトルク。今日はキリンでした」。悩みが解消したわけではないが、パッティングにも徐々に手ごたえを感じ始めている。
ネクヒロデビュー当時は「私どれだけ勝っちゃうんだろう」と思っていた。実際、2連勝の後も多くの試合で優勝争いに絡み、プレーオフも経験した。「なんで勝てないんだろうと考えて、今年はもう勝つことを諦めたというか…。今年が最後の年なんで勝ちたかったんですけど、欲を捨てて、一球、一球しっかりやろうと」。1日競技が9ホールに短縮され、勝つにはバーディが必要なことは分かっていても、無理に攻めずに丁寧なゴルフを貫いた。
長くこの舞台で戦っているということはプロテストに合格できていないことを意味する。「今日みたいに楽しくできたらいいけど、絶対無理。それができたらこんなに苦労してません。メンタルが豆腐どころか“おから”なんで、重く考えないように、落ちたら落ちたとき考えようぐらいの気持ちで臨みます」。来週の第11戦「マイナビカップ」(10日、瀬田GC)にもエントリー。さらに勢いをつけて、プロテスト2次予選に向かう。
※マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、株式会社ALBA TV)は「将来有望な若手女子ゴルファーに真剣勝負の機会を提供して大きく羽ばたいてもらいたい」という思いから2019年に開始。26年は過去最多の18試合を予定。出場選手はポイントランキング、前回大会成績上位者、主催者推薦、QTランク、ファン投票などにより決められる。
