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畑岡奈紗が無理にピンを狙わないマネジメントで9バーディ 持ち前の修正力で今季初優勝へ

2018年大会覇者・畑岡奈紗が取りも取ったり9バーディ。今季初優勝に向けて好スタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年11月2日 17時15分

8アンダー・2位タイと上々のスタートを切った畑岡奈紗
8アンダー・2位タイと上々のスタートを切った畑岡奈紗 (撮影:鈴木祥)

<TOTOジャパンクラシック 初日◇2日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>

米国女子ツアーの日本大会は、第1ラウンドが終了。米ツアーを主戦場に戦う畑岡奈紗が、9バーディ(1ボギー)を奪う猛攻を見せて、稲見萌寧、西村優菜と並ぶ8アンダー・2位タイで初日を終えた。

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この日1番からスタートした畑岡は、2番パー5で幸先よくバーディを奪うと、前半を3アンダーで折り返す。後半に入っても勢いは止まらず、10番パー4を皮切りに3連続バーディ。13番パー3で唯一のボギーを喫するも、16番から再び3連続バーディで締めて、「64」の好スコアで初日のプレーを終えた。

同組でラウンドし、初日首位に立った岩井明愛も1イーグル・8バーディ(1ボギー)をマーク。「16番も同じ感じのライン。明愛ちゃんが先に入れてくれて、すごくいいイメージで打てたと思います。17番は私はタップインで、明愛ちゃんは奥から1メートルちょっとのパットでした」と、バーディ合戦の中で好プレーの応酬を見せた。

その岩井については、「そうですね、4つも年が違うとこんなにもアグレッシブなプレーをするのか、と。すごくいいプレーをされていたと思います」と素直に称賛の言葉を送る。

途中、ティショットがブレる場面もあったが、「ショットは調子が悪くて左右に散らばっています。後半に入ってからは、ほとんど右に絞れていたので良かったと思います。今日はパッティングが良かったですね」。本調子でなくても崩れない。地力を見せつけた形となった。

良かったというパッティングについては、「時々出だしでズレることがあるので、打ちだしたいところにだけ集中してやりました」と、こちらも修正しながらのラウンドだったことを明かした。

「調子は良くないので、あまり8アンダーで回っている感覚はないですけど…。(キャディの)グレッグとも話して、『今日はショットがあまり良くなかったけど、スコアになっているから』と。無理しないでいけば、スコアに繋がるっていうのを今日やれた。調子が悪いからスコアも悪い、という風に繋げたくないです」

百戦錬磨の畑岡。調子が悪いときのマネジメントにも抜かりはない。「広いところ(グリーンの)からとにかく乗せれば、っていうのがあったので、あまり無理してショートサイドに外さないよう意識していました」。決して攻め過ぎずに着実の9バーディ。並の選手なら無理にピンを狙ってスコアを崩す展開もありえたはずだ。

最後に、明日からの戦いを聞かれ「まだ3日あるので頑張ります」と締めくくった畑岡。持ち前の修正力を生かし、今季初優勝へ突き進む。

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