ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

「欲との戦いですね」 岩井千怜は予選落ちに涙、エビアン出場権は“確定”ならず

岩井千怜は悔しい予選落ち。この経験を次のメジャーに生かす構えだ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年6月22日 12時45分

<KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目◇21日◇サハリーCC(米ワシントン州)◇6731ヤード・パー72>

今季2勝で通算6勝。日本ツアーを引っ張る岩井千怜が、初出場の“女子プロゴルファー世界一決定戦”で予選落ちを喫した。初日はチャンスについたパターが決まらずに「77」、2日目は2バーディ・2ボギー・2ダブルボギーの「76」。この結果に感情を抑えきれず、悔し涙を流した。

岩井千怜 2日目のインタビューが届きました【動画】

出だしの10番こそ、3.5メートルにつけたバーディパットを決めたが、ここから上昇気流に乗れなかった。4~6メートルのチャンスがなかなか沈まない。打ち下ろしで手前に池が構える17番パー3では、手前から8メートルのピンの位置で、カップ手前2メートルにつけたが、2パットのパーとした。

「(前半でチャンスに)いっぱいついていたので、そこを1個でも沈められれば変わっていたかな。どこでもいいので、1個でも欲しかった」。前半はイーブンパー。折り返し直後の1番ではバーディを奪うも、続く2番でつまずく場面が訪れてしまう。

グリーン右手前に池があり、ピンはそのすぐ上。ファーストカットから残り91ヤードの3打目がその池に入った。5オン・2パットのダブルボギー。「ガラリと変わってしまった。欲が出ちゃうんですかね。安全に左から、バーディじゃなくてパーを拾うんだと切り替えないと、あとあと響くなと。欲との戦いですね」。日本とは異なり、米国のファーストカットは「逆目でねちっこい。芝に負けたりした」。そんな違いも身をもって経験し、それが次のメジャーに必要な“技術”でもあると再確認する。

今大会終了後の世界ランキング50位までに来月の「アムンディ・エビアン選手権」の出場資格が与えられるが、岩井は現在47位。予選落ちでポイントを獲得できないため、その出場権は吉報を待つことになる。ゴルフの聖地、セント・アンドリュースで行われる今季メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)への切符はすでに得ている。

「エビアンはギリギリですけど、まだチャンスはある。終わりじゃないので、予選を通るというより優勝を目指して頑張りたい」。涙ながらに、力強い言葉とともに前を向いた。この2日間の経験を、決して無駄にはしない。(文・笠井あかり)

五輪争い佳境! 最新の女子世界ランキング

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト