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三角からツノへ 稲見萌寧は“代名詞パター変更”に手応え「改善できた」

稲見萌寧が2020年から使用するパターを一新。その効果がプレーにもあらわれている。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年3月8日 07時00分

<ブルーベイLPGA 初日◇7日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>

先週、体調不良のため途中棄権しながら、そこから復帰した稲見萌寧は、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーのパープレー・43位タイで初日を終えた。ラウンド後、大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「きょうはショットがあまりよくなくて、当たらなかったり、ひどかったり苦しかった」など一日を振り返る。

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18ホール中10ホールの成功にとどまったパーオン数などが、その言葉を裏づける。ショット面は、開幕前から不安を口にしてきたが、気持ち悪さはそう簡単には拭えない。そのなかで今大会からチェンジした部分が、オーバーパーに転落しないよう踏みとどまる要因になった。

それがパター。稲見といえば、2020年から使用している三角ネックのトラスがグリーン上での代名詞になってきたが、今週からツノ型のパターを新たに握っている。「先週までパッティングの調子がよくなかったけど、それが少し改善できたかなと思います」と、さっそく手応えを得ることもできた。起伏の多いグリーンが特徴のコースで、ニューパターが救世主になっている。

16番パー3では、マウンド越えの長いバーディパットを沈めた。この日のパット数は27回。開幕からここまでの平均パット数が31.50回(94位)だったという事実を見ても、大きく改善したといえる。とはいえ、日本ツアーでパーオン女王に輝いたこともあるショットメーカーにとって、やはりグリーンを狙う一打をピンに絡め楽々バーディを奪うのが、納得いく形。「なるべくショットをチャンスにつけないと伸ばせない。修正できれば」と、生命線の輝きを取り戻す努力を怠ることはない。

「(あすは)午後からで風が吹くかもしれないけど、予選通過をしっかりクリアできるように頑張りたい」。上位65位までの選手が進むことができる週末行きを確実にするため、浮上を目指す2日目になる。

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