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渋野日向子は悪戦苦闘の『76』 41位で最終日へ「ひとつでもいい順位を」

渋野日向子は「76」で後退。悔しさをあらわにした。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年3月1日 17時41分

<HSBC女子世界選手権 3日目◇1日◇セントーサGC(シンガポール)◇6779ヤード・パー72>

「伸ばしたかったので、すごく悔しいです」。3日目に2バーディ・2ボギー・2ダブルボギーの「76」とスコアを崩し、トータル3オーバー・41位タイに後退した渋野日向子。唇をかみしめながら悔しさをにじませた。

【写真】黙々とパット練習に打ち込む渋野

この日はショット直後に片手を離すシーンが目立った。ダブルボギーを喫した前半の8番パー5では、ティショットを右のOBに打ち込み、自身への怒りをあらわにする場面もあった。一日を通して「ショットがあまり良くなかった。チャンスというチャンスが少なかったかな」と振り返り、表情を曇らせた。

前日には「体がうまく動かずにミスショットになる」と感じていたが、「きょうは最初から特にそういう感じがして、よりブレてしまいました」と、3日目もショットの不安定さに苦しんだ。ラウンド中も、しきりに腕の動作を確認しながら修正を試みていた。

それでも、見せ場は作った。5番パー5ではイーグル逃しのバーディを奪って、ファンから拍手を浴びた。8番でダブルボギーを喫した直後には、「これからこれから!」と声をかけるギャラリーの姿もあった。

「しっかり切り替えて、ひとつでもいい順位で終われるように頑張ります」

この日も気温30度を超える過酷なコンディションの中で悪戦苦闘したが、持ち前のスマイルは失われなかった。最後は報道陣に笑顔を見せ、パッティンググリーンで念入りな調整に励んだ。ファンの声援に応えるべく、ビッグスコアで巻き返したい。(文・高木彩音)

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