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畑岡奈紗の3年ぶり米復活Vを支えた14本 コーチがバランス軽めに組み直した中古の『Pyper C』【勝者のギア】

畑岡奈紗の3年ぶり米ツアー7勝目を支えた14本は?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年11月10日 12時00分

日本で米ツアー7勝目を挙げた畑岡奈紗を支えた14本とは?
日本で米ツアー7勝目を挙げた畑岡奈紗を支えた14本とは? (撮影:佐々木啓)

<TOTOジャパンクラシック 最終日◇9日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

畑岡奈紗が母国で歓喜の勝利を飾った。日米共催大会でルーキーの荒木優奈とのプレーオフを制し、3年ぶりの米ツアー7勝目。日本のエースが久々の勝利に珍しく涙を見せたが、それ支えた14本は、技術もギアも“コーチとの信頼関係”が詰まったセッティングだった。

【連続写真】スライスの特効薬! 畑岡奈紗はヘッドを“ループ”させていた

昨年4月、短い距離からの3パットで自信をなくして畑岡は悪循環に。「パターが打てなくなっただけではなくて、その前の3月に首を寝違えて体もうまくいかないし、何をやってもうまくいかない1年」。救ったのが、昨年からコーチをお願いした高田洋平氏だ。「クラブのことも詳しいし体の動きなども一緒に取り組んできた」と振り返るも、序盤戦は勝てる気がしなかったとか。転機はグリップの握り方だった。

「ちょっとした握り方が原因だったんですけど、右手を下から握っていた。コーチが気づいてくれて少し握り方を変えてからしっくりくるようになりました。グリップを直す前から体の使い方の改善はできていたのですが、最終的にしっくりきていなかったのがグリップだったので、テークバックの迷いも改善されたなという感じ」

握り方を変えてから体を縦に使えるようになり、ショットが復調した。そして、今週の主役はパターだ。PINGの『パイパーC』を使用しており、高田氏が6月に中古をeBayで購入し、バランスを軽めに組み直してくれた一本。2016年の「日本女子オープン」でアマチュアVを果たしたときも使用していた。

「ヘッド自体はジュニア時代から使っているタイプで、シャフトはカーボンみたいな感じの軽硬のシャフトです。なので、道具が転がりを良くしてくれるような慣性モーメントが大きいパターではなくて、自分でしっかり打っていって距離感を作るパターなので、バランスもすごい軽いですし、インパクトのカツッという感覚がすごい好きです」

なお今季33戦のうち、パターはオデッセイ18勝(神谷そら2勝、河本結2勝、岩井千怜、吉田優利、穴井詩、安田祐香、稲垣那奈子、内田ことこ、小祝さくら、渡邉彩香、柏原明日架、荒木優奈、金澤志奈、菅楓華、木村彩子、仲村果乃)。ピンが10勝目(佐久間朱莉4勝、工藤遥加、菅沼菜々、高野愛姫、櫻井心那、鈴木愛、畑岡奈紗)で、スコッティ・キャメロン3勝(申ジエ、永峰咲希、堀琴音)、テーラーメイド2勝(高橋彩華、入谷響)。

ゴルフボールはタイトリストが11勝(佐久間4勝、工藤、穴井、ジエ、稲垣、高野、高橋、鈴木)。スリクソンが9勝目(岩井、安田、菅沼、入谷、内田、小祝、櫻井、菅、畑岡)で、ブリヂストン6勝(吉田、渡邉、荒木、金澤、堀、仲村)、キャロウェイ6勝(神谷2勝、河本2勝、柏原、木村)、テーラーメイド1勝(永峰)。

ドライバーシャフトはフジクラ12勝(神谷2勝、河本2勝、吉田、穴井、稲垣、高橋、永峰、荒木、木村、仲村)、三菱ケミカルが9勝目(菅沼、高野、入谷、小祝、柏原、櫻井、金澤、菅、畑岡)で、グラファイトデザイン4勝(工藤、内田、渡邉、堀)、日本シャフト4勝(佐久間4勝)、USTマミヤ2勝(安田、申)、ピン1勝(鈴木)。

【畑岡奈紗の優勝ギア】
1W:スリクソン ZXiプロトタイプ(10.5°ディアマナWB53 S 45.25㌅)
3W:スリクソン ZXi(15°テンセイ1K50S)
4,5U:タイトリスト GT2(21,24°テンセイ1Kハイブリッド70S)
5I:スリクソン ZX5(NSプロ950GH-S)
6I~9I:スリクソン ZXi7(N.S.PRO 850GH S S)
46°:クリーブランド RTZ(N.S.PRO 850GH S)
50,54,58°:クリーブランド RTZ(N.S.PRO 950GH S)
PT:PING スコッツデールTR Piper C
BALL:スリクソン Z-STAR♢

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