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馬場咲希も“被害”に? LPGAの手続きミスで3選手が出場できず

21日、LPGAが2025年シーズンの優先出場リストに誤りがあったことを報告した。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年3月22日 15時36分

馬場咲希はLPGAの手続きミスで1試合“損”をした?
馬場咲希はLPGAの手続きミスで1試合“損”をした? (撮影:GettyImages)

米国女子ツアー(LPGA)は21日、選手向けの内部メモで、2025年シーズンの優先出場リストに誤った選手が不適切な順位で登録されていたという事務的ミスがあったことを報告した。このミスにより、当該選手は本来出場資格のない3大会(ファウンダーズカップ、ホンダLPGAタイランド、HSBC女子世界選手権)に出場していたという。『ゴルフウィーク』などの海外メディアが報じた。

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ツアー事業・運営部門の最高責任者、リッキ・ラスキー氏が作成したメモによると、誤って出場していた選手については、CMEポイント、獲得賞金、Aonリスクリワードチャレンジのポイントをすべて公式記録から削除する対応が取られた。また、優先出場リストも正しい順位に修正された。

LPGAは当該選手の名前を公表していないが、『ゴルフウィーク』の報道によれば、誤って上位に登録されていたのはソフィア・ポポフ(ドイツ)と見られている。

ポポフは当初、優先出場リストの57位に登録されていたが、名前の横には「産休中」を示すダブルアスタリスク(**)が記されていた。しかし実際には、2024年のポイントランキングでは136位に終わり、12月のQシリーズでも58位だったため、本来はより下位のカテゴリーに所属するべきだった。

ポポフは2022年に右肩の治療のため医療休養を取り、その後まもなく妊娠が判明。ツアーでは選手が産休から復帰した際に『1シーズン分の出場権』が与えられることになっている。LPGAは『医療休養と産休を組み合わせた復帰スケジュールの計算ミス』によるエラーだと説明した。

ポポフが本来出場資格のなかった3大会に出場したことで、それぞれの大会で出場機会を得るはずだった「第1リザーブ」の3選手がチャンスを失った。その中には、「ファウンダーズカップ」でリザーブ1番手だった馬場咲希も含まれていたとみられる。

馬場は昨年のQシリーズで24位に入り、カテゴリー15に所属している。今季はこれまでに「ブルーベイLPGA」の1試合のみに出場し、17位タイの成績を収めた。

スキー氏は「対象の3選手にとって最善の対応を取るため、現在内部で調整を進めています。ご迷惑をおかけした選手の皆様に、深くお詫び申し上げます」とコメント。またLPGAはこの件を受け、「即時に監査および確認プロセスを追加し、再発防止に取り組む」と発表した。

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