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方向性は間違っていない 畑岡奈紗は手応えの米9年目初戦「課題がグリーン上と明白に」

今季初戦を迎えた畑岡奈紗は充実の4日間となった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年2月10日 11時30分

<ファウンダーズカップ 最終日◇9日◇ブレイデントンCC(米フロリダ州)◇6465ヤード・パー71>

米9年目のシーズンは充実した幕開けになった。畑岡奈紗は7バーディ・3ボギーの「67」で回り、トータル10アンダー・11位タイ。オフに取り組んできたことが発揮できたのと同時に、課題がより明らかになった今季初戦だった。

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序盤からチャージをかけた。1.3メートルにつけた2番から5連続バーディ。「パッティングが連続して決まってくれるとすごく気持ちがよかった」というロケットスタートで一気に浮上した。新たに習得したエイムポイントの成果を十分に発揮して流れをつくった。

そんな潮目が変わったのは8番。2メートルほどのバーディパットがカップをかすめ、構えに少しの違和感が出てきた。「そこまで(バーディが)獲れていたところは構えてから迷いなくすぐ打てていたけれど、ちょっとしっくりこなくなると打つまでに時間ができてしまう」と決め切れず。後半は西からの風向きで距離が長く感じられ、“距離を稼ぎたい”という思いがショットを左右に散らせた。

後半に入って3ボギーを喫した。とはいえ、短いオフに注力してきたショットは好調さを取り戻し、17番、フォローの風に運んで手前2メートルにつけた18番と連続バーディ締め。トップ10入りはわずかに逃したが、2桁アンダーに乗せ、「いい終わり方ができた」とうなずく。

「ショットはオフに取り組んできたことができた。やっぱり課題がグリーン上にあるというのが明白になった。どれだけチャンスを決められるかが優勝につながると思う。(取り組む)方向性は間違いない」。2022年以来、3年ぶりの優勝を目指すシーズン。ショットの精度を維持しつつ、ショートゲームを重点的に調整し、次戦の「HSBC女子世界選手権」を見据える。(文・笠井あかり)

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