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富士通レディースで取り戻した「自信」 古江彩佳は初の韓国戦で『64』好発進

米国女子ツアーの韓国大会は第1ラウンドが終了した。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年10月19日 17時00分

<BMW女子選手権 初日◇19日◇ソウォンバレーCC(韓国)◇6647ヤード・パー72>

1カ月半ぶりの主戦場での戦いは、いきなりの好発進だ。古江彩佳がボギーフリーの「64」で8アンダーの滑り出し。「久しぶりにビッグスコアで回れてすごくいいラウンドができたかなと思います」と、今季自己ベストスコアに笑顔も見せる初日だった。

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5番でこの日初バーディとすると、6番で連続バーディ。8番、9番ではそれぞれショットで1メートルほどにつけて奪った。折り返し直後の10番では「怪しい」3メートルのパットを残したがパーをセーブ。「流れを崩さずにできたと思う」とそこからはピンに絡めて“4連続”。打ち下ろしの14番パー3ではグリーン左に構えるバンカーを警戒しながら4メートルにつけ、8つ目のバーディを記録した。

「ほぼ完ぺきなラウンド。ショットもよかったし、寄ったところでしっかり入れられたところも多かった。うまくノーボギーで回れてよかった」と古江らしい“安定感”を見せつけた。韓国戦は初出場だったが、日本とはまた異なる「粘っこい芝」にしっかり対応。「グリーンがでかいので、安心感がありながら打っていけるというのもあったりすると思う」とコースも好印象。フェアウェイキープ100%、パーオン率94.4%(17/18)、パット数は27と、高水準のスタッツを揃えることができた。

先週はホステスプロとして日本ツアー「富士通レディース」に出場。初日にイーブンとやや出遅れると、2日目は「71」。薄氷の予選通過となり、最終日はセカンドカットが実施されてプレーすることができなかった(のちに最終日中止が決定)。

「ショットがばらついていた」とその初日を振り返るが、2日目の後半にある“気づき”で修正することができた。「自信をもって打ち切る、ということができていなかった。怖がらずに打つことができて、(そこからは)曲がることも少なくできた」。2日目前半は1オーバーだったが、後半に2バーディを奪って予選カットラインに食い込むことに成功。「ホステスプロとしては悔しいのはあるけれど、その試合で後半だけでもうまくゴルフできたところはよかった」と、日本で得た収穫を韓国に持ち込み、それがきょうのビッグスコアにつながった。

大爆発の一日だったが、首位のアシュリー・ブハイ(南アフリカ)は10アンダーを叩き出し、古江は2打差3位タイの位置。「びっくりですね」と笑いながらも、颯爽と追いかけていきたいところ。「ほかの選手もビッグスコアが出ていて、伸ばしあいの戦いになりそう。しっかり自分もついていけるように、連続してアンダーで回れるように頑張りたい」と見据え、取り戻した“自信”とともに追撃態勢を整えていく。(文・笠井あかり)

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