<DIOインプラントLAオープン 事前情報◇28日◇パロス・バルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
吉報は月曜日の朝だった。ウェイティング1番手につけていた西村優菜に出場枠が降りてきて、すでにエントリ―していた予選会のマンデートーナメントに出場することなく出場権を獲得。「よかったです、ラッキーでした」と安どが混じった笑顔を見せた。
予選落ちに終わったアリゾナ戦からロサンゼルスに早めに移動し、日曜日、月曜日、火曜日とぞれぞれ9ホールずつの練習ラウンドを敢行。「ぜんぜん雰囲気が違ったコース。先週は残念でしたけど、うまく切り替えながら準備ができているかなと思います」と米ツアー2戦目に向けた調整を進めている。
地面が硬く平坦なアリゾナとは打って変わって、今週はアップダウンが激しくグリーンもポアナ芝。「いろんなライから打たないといけないシチュエーションが多いので、その時その時で対応していかないといけない」と、高低差を考えながら小さいグリーンを狙っていく“タテ距離”がポイントになってくる。「ブラインドになっているホールもあるから注意しないといけない」と、落としどころが見えない打ち上げホールも要注意だ。
それでも、ショットの調子は「悪くはない」とまずまずといったところ。タテ距離が重要になってくるコースで西村の“生命線”ともいえるショット力を光らせることができれば、予選通過だけでなく上位争いも見えてくるはずだ。「4日間プレーすることをまずは目標に、ショットでチャンスをつくってという自分のスタイルができればいいかなと思います」。先週の悔しさを、しっかり晴らしてみせる。(文・笠井あかり)
