<ホンダLPGAタイランド 初日◇19日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6649ヤード・パー72>
今季初戦を迎えた米ツアー3年目の吉田優利が、ボギーなしの3バーディで「69」をマーク。首位と4打差の3アンダー・26位タイと上々の滑り出しを見せた。
練習日の火曜日には、「自分の思った感覚と動画で見たスイングが違う。曲がることがあるので、振りづらい動きがすごく多いです」というズレに頭を悩ませていた。朝から正午までショット練習に取り組み、午後にラウンドへ向かうなど、入念な調整を重ねて初日を迎えた。
そして、その成果が数字に表れた。フェアウェイキープ率は92.8%(13/14)、パーオン率77.7%(14/18)。後半は特に、半分以上を5メートル以内のチャンスにつけた。「きのうまでの調子に比べたら、スコアは上手くまとめられたのかなと思います」と振り返る。
「自分が思ったよりもきょうは狭いミスで済んでくれた。よく言えば同じ方向にしかミスしない。セカンドでグリーンにしっかり乗せようと思っていたので、そこはよかったと思います」。 “曲がりやすい”と想定していたからこそ、事前にマネジメントを徹底できたことが好結果につながった。
一方、グリーン上では“あと一筋…”という惜しい場面も続いた。「きょうは下りにつくことが多かった。“下り=順目”みたいな感じで、ちょっと打ち切れなかった。(傾斜が)受けていたら、もう少し入ったかなと思うんですけど…」。アンジュレーションがきついグリーンは、傾斜への攻略が難しい。常に下りが残る展開となり、距離感のコントロールに苦しんだ。
今週はタイ出発前に「たまたま(別の)探しものをしていたら見つけた」という、ジュニア時代に使用していたパターを投入。練習器具を探している際に目に留まり、「よさそうだから持ってきたら、良かった」と手応えを感じている。
これまではマレット型を使用していたが、「真っすぐ、真っすぐだから、先が全然動いてくれなくて」と操作性に違和感があった。そこで「ピン(型)に戻してみようかな、いいタイミングだし」と、ヘッドが動きやすいタイプへスイッチ。「少し動いてくれたほうがアジャストしやすい、コントロールしやすい」と感触は悪くない。この日はラインとの噛み合わせがあと一歩だったが、信頼する武器で2日目はさらなる上位を狙う。
パッティングに悔いを残しながらも、ボギーなしのラウンド。それには「すごく良かったと思います」と安どの表情を見せる。「最後(18番)は、1メートルぐらいの難しいパーパットが入りましたし、(芝の)目とか傾斜はすごいですけど、(ラインが)しっかり読めればもう少し入ってくるかなとは思います」。終盤で得た手応えを次につなげたい。
不安を抱えながらの初日だったが、「きのうまでだと、どういうふうになるのかわからなかったんですけど、しっかりスコアメイクに集中してマネジメントができたと思う。調子以上のスコアでした」と笑顔も見える。多少の課題は残るものの、この日の内容を自信に変え、上位進出を目指していく。(文・高木彩音)

