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畑岡奈紗が見せた終盤の逆襲 上位追撃へ「あしたはガツガツ」

畑岡奈紗は終盤の2バーディで浮上。ムービングデーで優勝戦線に食い込めるか。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年8月26日 12時30分

<CPKC女子オープン 2日目◇25日◇ショーネシーG&CC(カナダ)◇6685ヤード・パー72>

初日を終えて2オーバー・50位タイと上位陣から離された畑岡奈紗だったが、苦しい展開の第2ラウンドは、こぶしを強く握りしめるバーディ締め。3バーディ・1ボギーで回りトータルイーブンパーの21位タイ。首位とは7打差ながら、その背中を視界に捉えた。

最後は同組の古江彩佳とハグ【写真】

前半は1バーディ・1ボギーとスコアを作れずに後半に入った。チャンスに付けるも決めきれずに終盤に入ったが、16番で4メートルを沈めてこぶしを握ると、18番では技ありの攻めを披露した。

左右に高い木がそびえる18番は、フェアウェイが狭くティショットで圧迫感を感じるレイアウト。この日のピンは右サイドだった。右からの下り傾斜もあり、難易度が高い。「ティショットで左めを捉えたかったけど」という気持ちとは裏腹に、木が気になる右サイドに飛んだ。

そんな状況で見せたフェード気味の2打目は手前2メートルピタリ。これもど真ん中から決めて再びこぶしを握った。「16、18でバーディが獲れて良かったです」と、しっかりとアンダーパーで回りきった。

前半からバーディパットがショート気味だった。11番のティからは雨も降りはじめ、「ラインに乗っているけど(カップ)手前、というところが多かった」と、打ち切れない場面を多かったが、グッとガマン。そして16、18番で、気持ちを込めたパッティングで上位進出をかける決勝ラウンドに弾みをつけた。

「ショットはだいぶいいと思うので、あしたはガツガツ、チャンスを決めていくだけかなと思います」。今季初勝利を渇望する畑岡。大会前に語っていた、とにかく優勝したいという後半戦の目標を見据え、残り2ラウンドへと向かう。(文・高桑均)

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