<TOTOジャパンクラシック 3日目◇7日◇太平洋クラブ美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>
岩井明愛が米ツアー2勝目に王手をかけた。初日に「66」をマークして首位発進を決めると、2日目は「69」で5位後退。それでも3日目にボギーなしの6バーディを奪い、「66」をマークした。トータル15アンダーまで伸ばし、単独首位に浮上。2位に1打差をつけて最終日を迎える。
午後からは風が強まった。「難しかったと思います。ですが、自分の攻めるプレーができていたんじゃないかな」。風と向き合いながら、持ち味である攻めの姿勢を貫いた。
「風がヘルプして(助けて)くれた」と振り返るように、追い風となる場面が多かった4つのパー5では、3つのバーディを奪った。17番では2打目をピン手前2メートルにつけたが、惜しくもイーグルパットは決まらず、バーディにとどまった。「(ラインが)少し読みにくかったです。うん、あしたチャレンジします!」と、最終日の再挑戦に意欲。大歓声に包まれるなか、今度こそイーグルを奪えるかにも注目だ。
この日のモチベーションのひとつになっていたのが、友人の存在だった。「(最終日に)友達が見に来ると言っていたので、いいところで回りたいと思って頑張りました」と笑顔を見せる。中学時代の友人で、日本ツアーでプレーしていた頃は年に1~2回、試合を観に来てくれていたという。主戦場を米ツアーに移してからは、応援に駆けつけてもらえる機会も減った。「会えることが楽しみです」とほほ笑んだ。
昨年8月「スタンダード・ポートランドクラシック」に続く2勝目を狙う。シーズンも終盤に差し掛かり、「残り少ない。チャンスがあれば狙っていきたい」と闘志を示す。それでも気負いはない。「自分のやるべきことに集中したい」。普段通りの姿勢を貫き、多くの日本ファン、そして友人の前で2勝目をつかみにいく。(文・高木彩音)
