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横殴りの雨に「やばかった」 渋野日向子は嵐に負けず4戦ぶりアンダーパーでのラウンド

横殴りの雨に「やばかった」 渋野日向子は嵐に負けず4戦ぶりアンダーパーでのラウンド

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年7月29日 07時30分

トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン 初日◇28日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>

渋野日向子が6番のグリーンをプレーし始めたときだった。雨が強くなり、ここでパーとした渋野が7番へと向かったときには、正面から強烈な風と雨が襲ってきた。いきなりの嵐。スコットランドは1日のうちに四季があるとはよく言われるが、半袖でもいいのではと思わせる穏やかな空気が、いきなり牙をむいた。

初日を終えた渋野日向子のインタビューが届きました【動画】

391ヤードのパー4。激しい向かい風がショットをはばんだ。ティショットはフェアウェイに飛んだが、セカンドはグリーンに届かず。グリーンに向かう渋野はキャディと一緒に傘を正面に向けて、雨風をなんとかしのぐ。なかなか進まない状態でグリーン手前にこぼれたボールまでたどりついたが、「あれはやばかった」と、とても打てる状況ではなかった。

「あそこは待つ選択をしたけど、個人的にせっかちなので早くしたいなと思った。前の組との遅れも怖かった。でも待ってあそこでパーセーブできたのはよかった。それで後半のリズムが良かったのかと思う」

同組の2人もショットを待つ選択。公式な中断にはならず、自主判断で待ちを選択せざるを得なかった。結果的に3打目地点で20分以上待った。とてもアプローチができる状況ではなく、雨が弱まってからも、ボール地点とピンのあいだには大きな水たまり。普通に打てるようわけもなく、水を吐き出すロールドライの係もいない。組に帯同するスコアラーを通じて呼んだローラー係もなかなか来ない。それでも、散々待たされたうえでのアプローチを1メートルに寄せてパーセーブした。

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