ピン直撃バーディも「おかしいな」　渋野日向子は縦距離の違和感も「粘った」

＜DIOインプラントLAオープン 初日◇21日◇ウィルシャーCC（米カリフォルニア州）◇6447ヤード・パー71＞

3パットのボギーが先行した初日のラウンド。渋野日向子はその後も一進一退のゴルフで、3バーディ・3ボギーの「71」と粘った。イーブンパーは「なんとか耐えた」と振り返るように、やれることをやった1日だった。

初日を終えて渋野日向子は何を語った？【動画】

ショットの調子はあまりよくないと話していた大会前日。「本戦になってみてどうなるか」という状態で、思うような球が飛び出さない。10番からスタートし、12番のパー3でボギー。次のパー5は443ヤードとティが前に出たため、「飛ばしにいこうと振ったらそのぶん曲げちゃって」とティショットは大きく左へ。2オン、あわよくばイーグルというホールでバーディを逃してしまった。

14番の短いパー4ではフェアウェイからピン奥4メートルにつけバーディとしたが、「ウェッジが飛びすぎていた」と感覚に疑問が湧く。続く15番パー5では100ヤード以内からグリーンをショート。ここではグリーン手前ラフからのアプローチもミスしボギーと、流れを作れずに難しいホールへと向かう。

16番はティショットがフックし左のラフへ。前方には木の枝があり、下を通す2打目はグリーンに届かず花道からのアプローチも2.5メートルショート。ここで連続ボギーなら一気に悪い流れに傾くところ、「微妙なパーパットを打ち切れたのはよかった」と、しぶとく沈めスコアロスを防いだ。続く長い17番パー4、さらにグリーンの形状に“難あり”の18番パー3でもチップインバーディ逃しのパーと、持ちこたえながら後半に入った。