女子メジャー初戦のANAインスピレーション　今年はアマチュア参戦なし

今年で第50回を迎える海外女子メジャー初戦、「ANAインスピレーション」（4月1〜4日・米カリフォルニア州・ミッションヒルズCC）に今年はアマチュアが一人も参戦しない。

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で9月開催となった昨年大会ではトップ15に2人のアマチュアが入る活躍を見せた。11位タイには17歳のローズ・チャン（米国）、このたびプロ転向を発表した2019年「全米女子アマ」覇者のガブリエラ・ルフェルズ（オーストラリア）は15位タイ、他に3名が予選通過を果たした。

例年通り4月開催となった今年は、チャンが20年の全米女子アマチャンピオンとして、アリネ・クラウター（ドイツ）が「全英女子アマ」のチャンピオンとして2名のみの招待に留まった。理由は新型コロナウイルス感染拡大。例年は7人のアマチュアを招待するが、「今年は出場選手の人数を拡大したくない」（米国女子ツアー）と人数を縮小した。

ところが招待を受けたチャンとクラウターは、同週に開催される「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」（3月31日〜4月3日）への出場を選択した。チャンは現在、女子の世界アマチュアランキング1位についている。

19年に第一回を迎えたオーガスタナショナル女子アマ。日本の安田祐香、笹生優花が3位タイに入る活躍を見せた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でキャンセルされたが、当初から二大会同週の開催にアマチュアが厳しい選択を迫られると懸念する声があがっていた。（文・武川玲子=米国在住）