「(米ツアーでは)自分のショット、パットが良いだけでは試合で成績は出せない。今はゴルフをやりたくないです…。なんなんだろう。早く日本に帰りたいとしか思わなくて。残念というか…アメリカに来て正解だったのかも分からなくなりました」と涙を堪えきれなかった。
元来明るい性格でフェアウェイを元気に闊歩(かっぽ)する姿が印象的な22歳。ホールアウト直後は簡単には気持ちは切り替えられないだろうが、誰しもが通る道だ。
次戦は1週間のオープンウィークを挟み、10月1日開幕の「ショップライトLPGAクラシック」(ニュージャージー州)に参戦。その翌週にはメジャーの「KPMG全米女子プロ選手権」(10月8〜11日・アロミニンクGC・ペンシルベニア州)も待っている。
「がんばるだけだと思います」
最後はそう声を振り絞った河本。次はまた元気はつらつな姿で登場して来るに違いない。
