やっぱり渋野日向子が“主役” 全英の2020年PVがかっこいい
開催決定前から早々に出場への強い意欲を示していたのが、昨年優勝者の渋野日向子。こちらは『過去の優勝者』の資格で出場が確定していた。7月3日に日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が開いたリモート会見の席で、「連覇できるチャンスがあるのは私しかない。出たすぎて仕方ないです」と話していたように、出場に迷いなし。今週行われる前哨戦「スコットランド女子オープン」への推薦出場も決まり、すでに英国入りしている。
また2012年大会覇者の申ジエ(韓国)も渋野と同様の資格を有していたが、こちらは今年のエントリーを回避。このように今年は、選手それぞれの考えが決断に色濃く出ることになった。そしてこの他の日本ツアー選手には、『世界ランク上位50位まで』と『2019年日本ツアー賞金ランク上位5人(有資格者を除く)』によって出場権が付与された。
まず世界ランクによる資格は鈴木愛と、ペ・ソンウ、イ・ミニョンの韓国勢2人が対象となった。このうち鈴木は、帰国後の隔離期間による調整面の不安から欠場を決意。ソンウとミニョンもエントリーリストで名前を確認することができなかった。
一方、今回新設された2019年国内ツアー賞金ランクによる出場資格を当初得ていたのは、河本結(ランク6位)、穴井詩(同7位)、小祝さくら(同8位)、上田桃子(同9位)、勝みなみ(同10位)の5人。このうち、「リスクを考えると本当に決断が難しかったのですが、考えに考えて…」という上田や、河本、勝が出場する意思を固めた。ただ出場した場合、帰国後の隔離期間中に国内で所属先の主催大会がある穴井と小祝は、“日本ツアー専念”のため欠場することを決めた。
