つまり、これまではランキング算出期間は全選手共通で過去104週だったものを、選手によってそれぞれの104週を計算。出場していなかった期間(週)は除外することによって、合理性を持たせるということだ。
「理事会としては、このような状況の中では完璧な解決策がないことは理解しているが、選手にとって合理的であり、ランキング制度を保つものになっている」(デイリー・ドノフリオ氏)
今回の措置により、ランキングは過去にさかのぼって更新。韓国女子ツアーで好結果を残してきた選手は順位が軒並み上がっている。韓国女子ツアー開幕戦のメジャーでいきなり優勝を飾ったパク・ヒョンギョンは昨年末の96位から優勝直後の5月18日時点で52位。そして、先々週の韓国女子ツアーでも優勝を遂げて7月20日付けでは30位まで上がっている。
日本ツアーの開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」で5年ぶりの優勝を遂げた渡邉彩香は394位から210位にランクアップしている。
なお、今回の方式は一時的な措置と理事会は説明。対象ツアーの再開やランキング上位200位までの選手の出場状況などを見ながら、従前の方式に戻していくとしている。