スイング改造が奏功！有村智恵が強豪抑え首位発進

＜HSBC女子チャンピオンズ　初日＞◇24日◇タナ・メラCC(6,547ヤード、パー72)

　米国女子ツアー第2戦「HSBC女子チャンピオンズ」がシンガポールのタナ・メラカントリークラブで開幕。今大会で今季初戦を迎えた有村智恵が世界の強豪を抑えて単独首位スタートを切った。

有村、シンガポールで今季初戦「感触はすごくいい」

　有村は出だしの2番でバーディを奪うと、9番もバーディとし2アンダーで前半を終える。後半も安定したプレーで10番、12番、14番とバーディを積み重ね、一時は2位に3打差をつけてみせる。16番ではナイスパーセーブを見せるなど、ボギーを17番での一つに抑え4アンダーでホールアウト。昨年度米国女子ツアー賞金女王のナ・イェン・チョイ(韓国)、開幕戦を制し勢いに乗る世界ランキング1位のヤニ・ツェン(台湾)らを上回り堂々単独首位に立った。

　オフから取り組んでいるスイング改造が奏功した。この日は時折強風が吹きつける難しいコンディションだったが、「去年まで風があるとアイアンは距離が出ず、ウッドは吹きあがっていたが今年は力のある球が打てた」とこの日のラウンドで早くも改造の効果を実感した様子だ。さらに「スイング改造は良い方向に行っていると思う。後は距離感とアプローチを磨けば戦える」と語るなど手応えは十分。今季最初のラウンドで得た最高の満足感を胸に残り3日間に挑む。

【初日の結果】
1位：有村智恵(-4)
2位：ナ・イェン・チョイ(-3)
3位T：ヤニ・ツェン(-2)
3位T：カリー・ウェブ(-2)
3位T：ユ・ソンヨン(-2)
3位T：カレン・スタップルズ(-2)
7位T：申ジエ(-1)他5名
13位T：宮里美香(E)他7名
21位T：上田桃子(+1)他9名
31位T：宮里藍(+3)他10名