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今季初戦で好発進の横峯さくら 契約フリーからキャロウェイ契約へ、その利点は?

今季初戦で好発進の横峯さくら 契約フリーからキャロウェイ契約へ、その利点は?

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2020年1月24日 12時40分

ゲインブリッジLPGAアット・ボカ・リオ 初日◇23日◇ボカ・リオGC(フロリダ州)◇6701ヤード・パー72>

今季初戦を迎えた横峯さくらが、3バーディ・1ボギーの2アンダー・暫定8位で初日の競技を終えた。オフにはキャロウェイと用具契約を結び、気持ちもキャディバッグの中身も心機一転。悲願の米ツアー初優勝に向けた戦いが今年も始まった。

横峯さくらの開幕戦クラブセッティングを激写【写真】

「きょうはミスも少なかったし、ロングパットも3パットせずにできたのがスコアにつながった」と、上々の滑り出しを見せた横峯。その真新しいキャップを見ると、昨年まではなかった『Callaway』のロゴが掲げられている。2019年のいまごろは契約フリー選手として開幕を迎えていたが、今年また契約選手としてプレーすることを決めた。「クラブが気に入ったというのはもちろんですが、私自身すごく“チーム・キャロウェイ”になりたいという気持ちがあった。キャロウェイさんもそう思っていてくれたのがうれしいし、チームという形でできるのが素晴らしいなと思いました」。これがそこに至るまでの心境だ。

“契約選手”と“契約フリー”。その両方の立場を知っている横峯だからこそ感じる、フリーの難しさや、契約を結ぶことの利点はどこにあるのか? それを聞いてみると、明確な答えが返ってきた。「フリーになりたての時は、クラブを自分で買っていて、労力や経費も増えてしまった。だんだんと選ぶクラブも絞られてきてしまう。ただそれもあるけれど、やっぱり契約を結ぶことで、同じ方向を向いて頑張ろうという雰囲気が出るのは心強いですね」。フェードボールにこだわりをもつ横峯が「打ちたい球」を実現するために、クラブ面で一緒に動いてくれる人がいるということに大きな意味を見出している。

ゴルフは個人競技で、「コースに出れば一人」ということは重々理解している。だが「契約フリーを経験して、その前の下準備がすごく大事だということを改めて感じた」。納得した状態で試合に向かうために望んだチーム入りだった。今大会ではドライバー、スプーンに同社の最新クラブ『マーベリック』シリーズを使うが、これも「まだ1週間しか打っていません。開幕に間に合うと思わなくて」というが、限られた時間のなかで試合で使えるまでに、きっちりと仕上がった。

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