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山口すず夏はまずはリシャッフル突破を 上原彩子は今年が勝負!【小田美岐に聞くLPGAツアー2019】

山口すず夏はまずはリシャッフル突破を 上原彩子は今年が勝負!【小田美岐に聞くLPGAツアー2019】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年2月7日 07時14分

また、彼女は日本人には珍しいタイプですが、あまりギアにこだわりがあるタイプではなかった。その部分について今年は色々やっているみたいですし、そういった部分での楽しみもありますね。

上原さんは今年が勝負だと思っています。テッド・オーさんがコーチになってから飛距離も出てきているし、トレーニングもすごくいい感じで良くなっていると思います。ただ、ちょうど今、からだ的にはピークを過ぎて落ちていく中で、落ちる直前にいいコーチと会って距離が伸びた。このままアメリカでやり続けられるのかどうか。そういう分かれ目の一年だと思います。

本当は去年のうちに優勝すべきだったと思います。勝てそうな試合はいくつかありましたから。去年の春に見ていたときは「シーズンが終わるまでに勝つんじゃないかな」と思っていました。ただ日曜日の最後の最後で、「私勝てるのかな?」というような迷いが出てしまって自滅、というのが何試合かあって。あれがもったいなかったですね。年齢的にも去年よりきつくなってくると思うし、今年の方がハードルが上がったかな。ただ、ゴルフは本当に悪くないです。

だから、今までのように『全部の試合に出て全部優勝を狙う』というのではなくてもいいのかなと思います。とはいえ、彼女の場合『この試合にピークを持って行けば…』というのは何か違う気がします。上原さんはいい意味で不思議ちゃんというか、ネガティブにものを考えない。「ここ日本人に不利じゃないの?」と私たちが思っていても、本人は「そんなこと考えたことありません…」というタイプ。だから私としては日本人には3日間大会の「ショップライトLPGAクラシック」や「ウォルマートNWアーカンソー選手権」が向いていると思いますが、そういったことはちょっと違うのかなって。

去年も優勝争いをしたのはメジャー大会。しかも距離が長くて日本人がこれまであまり活躍ができていないといわれている「ANAインスピレーション」でした(最終結果8位)。みんながみんな「飛ばないと絶対に優勝争いできないコース」と思い込んでいるのに、上原さんだけがそんなこと意に介してない、みたいな感じでした(笑)。日本人でもあそこのコース平気なんだ、って私も考えを改めましたから。だから、彼女だけはどこが有利、どこにピークを持っていくというのはいい意味で計算ができない。それはメンタルが強いということの裏返しでもありますけどね。

小田美岐(おだ・みき)/1959年4月5日生まれ、京都府出身。通算6勝。ティーチングプロフェッショナル資格A級も保持している。現在は解説者として国内女子ツアーだけでなく、米国女子ツアーの解説を務めることも多い。

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