ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

今年の日本シニアOPは相模原GCで開催 ラフの長さは昨年の約2分の1でも気が抜けないワケ「幅が20ヤードもない」

今年の日本シニアオープンのセッティングとは?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年9月18日 10時00分

<日本シニアオープン 事前情報◇17日◇相模原ゴルフクラブ(神奈川県)◇6997ヤード・パー72>

今年のシニアゴルファー日本一決定戦は、相模原ゴルフクラブ 東コースで開催される。同コースは「日本オープン」や「日本女子オープン」などの舞台にもなってきた名門で、今大会は6997ヤード・パー72の設定となっている。2010年、2014年覇者の倉本昌弘、今季2勝で現在賞金ランキング1位の宮本勝昌にコースセッティングについて聞いてみた。

【写真】昨年はボール3つ分の深さ! 宮本勝昌も苦戦…

まずは、ラフの長さについて。昨年大会(千葉CC・川間コース)は、150ミリ以上のセッティングだったが、今年は80ミリと短くなった。しかし、芝の密度が高く、ラフに入れると思うようにクラブが振り抜けないため、グリーンを狙いにくい。

さらに「狭い。幅が20ヤードもないからね」(倉本)と松林でセパレートされたコースはフェアウェイを外すとスコアが崩れる原因に…。ティショットの精度が試される。宮本も「フェアウェイキープ率を高くしていかないと、なかなかアンダーパーには持っていけない」と警戒していた。

フェアウェイは、芝の刈り方がクロスされており、順目と逆目が混じっている部分もある。「クロスにしているから、逆目のところが打ちにくい」(倉本)と話し、フェアウェイをキープしたとしても、スピンコントロールがしにくくなり、パーオンが難しくなるケースもある。

そしてグリーンは「きのう(火曜日)はもう少し緩めというか、スピードは出ていましたけど、きょうはもうボールマークの大きさも小さくなっていたし、硬くなってた。ラフからのショットはグリーンが止まる気配がなくなっていたので、難易度が上がったと感じました」(宮本)とも。今回のコンパクションは10.5~11フィートではあるが、練習ラウンドをしている選手を見ていると、宮本が話すようにボールがグリーンを跳ねて、よく転がる印象を受けた。

また、距離も昨年の6811ヤードから今回は6997ヤードと長くなっている。「340ヤードのホールがいくつかあるけど、600ヤード以上とか、460ヤード(パー4)とかがいくつかあるので、実際には長いイメージ」(倉本)というように、3番パー5は660ヤードと617ヤードの使い分け、9番パー4の465ヤード、12番パー4の458ヤード、14番パー3は206ヤードと186ヤードの使い分けなど、ところどころ長いホールがあり、パーセーブが求められる。

レギュラーツアー時代から変わらぬ活躍をシニアツアーでも見せる倉本に優勝スコアの予想を聞いてみると、「雨が降るからどうなるかわからないけど、雨が降ってグリーンに止まれば(トータル)15アンダーぐらいじゃないかな」と回答。予報によると初日は曇り、2、3日目は雨、最終日は晴れ。天候も勝負の行方を左右しそうだ。シニアメジャー初開催の舞台で、今年はどのようなドラマが生まれるのか。50歳以上の男子ゴルファーの熱戦に期待だ。(文・高木彩音)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

PGAシニアツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト