「パットのラインが読めていなかった」上りのラインを強めのタッチで沈めた羽川に対し、井戸木はラインを読みきれずひっかけ気味のストロークでパー。結局、プレーオフの軍配は羽川に上がり、井戸木はあと一歩のところで優勝には届かなかった。
惜しくも2位に終わった井戸木だが、「粘りのゴルフを覚えてきた」と自分のゴルフには手応えを感じている。調子が悪い時はどんなプレーヤーにもあり、そんな時にしっかり粘ってスコアを作れることが一流プロの条件。今季、「全米シニアプロ選手権」を制し、その後も海外での試合を経験する中で得た教訓なのだろう。
「またいろいろなことに挑戦します」来週からは再び海外での戦いに入っていく井戸木。プレーオフ敗退の2位は悔しい結果ではあるが、これからの戦いに向けて十分に弾みをつけるものだろう。これから始まる海外での3連戦では井戸木はどのような結果を残すのか大いに注目したい。