石川県にある小松カントリークラブを舞台に開幕した国内シニアツアー第4戦「コマツオープン」の2日目。トータル8アンダーでフィニッシュした植田浩史と倉本昌弘が首位に立った。1打差の3位タイには尾崎直道、高見和宏、伊藤正己の3選手、2打差6位には中嶋常幸がつけた。
「コマツオープン」リーダーズボード
4アンダー7位タイから出た植田は4番でボギーが先行するが5番パー5で残り100ヤードの3打目を1メートルにつけバーディを奪取。その後もボギーを叩く場面があったが「すぐに取り返せたのが良かった」としっかりとスコアを伸ばし7バーディ・3ボギーの68をマーク。スコアを4つ伸ばし首位タイに浮上した。
この日は前日の雨などでグリーンが柔らかく、スパイクマークや靴跡が残りやすいコンディションだった。それに加え1番ティからの1ウェイで競技が行われたため、グリーンが荒れ、遅いスタートの組はグリーン上で大苦戦。上位がスコアを伸ばしあぐねる中、植田は「パターが良かったです。打って入らなかったらしょうがないやという気持ちでしたね」と思いっきりのいいプレーで優勝戦線に名乗りを挙げた。
植田は8月に開催された「長野オープン」でもパットが好調で、5ホールに渡るプレーオフを制し優勝。勢いそのまま、今大会でシニアツアー通算2勝目を挙げられるか。