<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇1日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6690ヤード・パー72>
「スタンレーレディスホンダ」を4位、「富士通レディース」を7位で終え、先週は“休養”に充てた吉田鈴が最終日の猛チャージで、出場3試合連続のトップ10入りを果たした。
7番からは4連続バーディで見せ場を作った。150ヤードからの2打目を7メートルにつけ、それをねじ込むと、そこから2メートル、6メートル、そして10メートルと長短入り混じるバーディパットを決め続けた。「きょうはパターがよかった」と、『27』だったパット数にも胸を張る。
8つのバーディ(2ボギー)を奪う「66」で、2日目終了時点の18位から5位まで順位を上げた。9月末の「ミヤギテレビ杯ダンロップ」を棄権し、続く「日本女子オープン」は予選落ち。この時期はショットの乱れを課題にしていたが、一気に立て直した印象だ。本人は「まだ100点の状態ではない」と話すが、「調子が悪い中でもトップ10に入るのが大事」とうなずける結果になった。
継続的なトレーニングの成果で、これまでのように疲労でバランスを崩す度合いも小さくなった。そして、この結果を持って、「ここに照準を合わせてきた」という来週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」(5~8日、太平洋C美野里C/茨城県)を迎えることができる。
今季2勝目を挙げた「CAT Ladies」の優勝会見では、将来的な米国ツアー挑戦も示唆しており、初出場の舞台は大事な“試金石”にもなる。「LPGA(米ツアー)の選手もたくさん来るので、どういう練習をしているのか、どういうものを食べているのかなども見ることができて、いい経験になる」と、すでに好奇心がそそられている。
月曜日はトレーニングに充て、火曜日から「コースチェックもしっかり」と本格的に準備を進める。そこには、2週前に韓国で行われた「BMW女子選手権」で米ツアー初優勝を挙げた姉の優利も参戦。「(一緒に)練習ラウンドとかはしないので」とも言うが、「ひさしぶりに会うし、優勝してからは初めてなので、いろいろお祝いもしたい。コミュニケーションをとって、優勝した時の話も聞ければ」と楽しみが尽きない1週間を過ごす。(文・間宮輝憲)
