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「今日はちょっと出来すぎ」蛭田みな美が地元・東北大会で首位発進

地元・東北での2勝目へ。蛭田みな美が今週も好スタートを切った。

所属 ALBA Net編集部
神吉孝昌 / Takamasa Kanki

配信日時:2023年9月23日 07時30分

福島出身の蛭田みな美が、東北大会で輝きを放っている
福島出身の蛭田みな美が、東北大会で輝きを放っている (撮影:上山敬太)

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇22日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6569ヤード・パー72>
 
先月の「CAT Ladies」で悲願のプロ初優勝を果たしたプロ8年目の蛭田みな美。初日は7バーディ・ボギーなしの「65」で7アンダー・首位タイと、今季2勝目へ絶好のポジションにつけた。

蛭田みな美がドレスアップしたらこうなる【写真】

「今日はちょっと出来すぎかなと思いました」と振り返る蛭田は、特にパッティングが冴えた。2番で5メートル、3番では7メートルと、長めのバーディパットを次々と沈めた。きっかけは、出だしの1番で5メートルのバーディパットを外した時にあったという。
 
「ちょっと遅いグリーンだったけど、ショートをしてしまって。それ以降、若干短く持ってヘッドが出るという感じにしたら入ってくれるようになったので、微調整は良かったのかなと思います」と臨機応変に対応したことがビックスコアにつながった。
 
CAT Ladiesで初優勝後に出場した2戦はトップ10入りと、好調を維持していた蛭田だが、先週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」では2日目の土曜日に棄権。理由は猛暑による熱中症で、翌日曜日は回復に努めた。「OS1(経口補水液)を飲んで寝ていたら良くなった」と今週の体調には問題ないようだ。
 
福島県出身の蛭田にとって、同じ東北で行われる地元の今大会。中学3年生で出場した2012年大会では、プロたちを抑えて予選を通過し、ベストアマに輝いた思い出もある。「やっぱり地元の方が結構来てくれるのでいいプレーを見せたいなという思いはあります」。2日目は、福島から応援団も駆けつける予定で、さらに気合は入る。
 
「優勝したいのは山々ですが、一日一日をがんばります」と、プロ入りしてから、結果が出るまでに7年かかかった26歳は、功を焦らずツアー2勝目を目指す。(文・神吉孝昌)

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