<北海道meijiカップ 2日目◇8日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6709ヤード・パー72>
プロ3年目の吉澤柚月が、トータル5アンダーで安田祐香とともに首位に並んだ。自身初の最終日最終組で悲願の初優勝を狙う。
今季は前戦の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で予選落ちを喫するまで、すべて決勝ラウンドに進出。5月の「リゾートトラスト レディス」では河本結とのプレーオフに敗れたものの、初優勝に最も近づいた瞬間も経験した。
ルーキーイヤーこそ出場19試合のうち決勝進出はわずか1回と辛酸をなめたが、力をつけた今年は抜群の安定感を見せている。「ショットはずっといいわけではないですが、ショットが許容範囲で収まっている」と、ミスの幅が小さいことがここまでの成績につながっていると分析する。
とはいえ、前戦では今季初の予選落ちを喫した。「自分の中では次の試合が重要だと思っているので、しっかりしなきゃいけないという気持ちで北海道入りしました」。ラフに入ればボールは飛ばず、グリーンも小さめ。そんな難コースを相手に「69」、「70」と、ここまでアンダーパーを並べている。
今季のスタッツに目を向けると、予選ラウンドの平均ストロークは『70.2857』でツアー1位。ここまで6度もトップ10で予選を通過している。待たれる初優勝だが、以前は「気持ちが前に出てしまう」と話していたように、平均ストローク『71.9000』の45位と、決勝ラウンドで伸ばしきれないことが課題だった。
鬼門となる最終日へ「このコースは欲が出せない」と話す。「いつもバーディ合戦が多く、取らないと上に行けなかった。今週は落とせば優勝に遠くなってしまうので、しっかりパーを重ねていきたい」。前のめりになりがちな気持ちを、難コースが抑えてくれる。そう、プラスに捉えている。
初めて最終日を最終組で迎えるが、「あまり実感もなく、そこまで気にしていない」と自然体。「今日はお肉でも食べたいです」。北海道だけに、今夜はジンギスカンで初優勝へ景気づけといきたい。(文・齊藤啓介)
