<ダイキンオーキッドレディス 2日目◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>
この試合でツアーデビューを飾ったルーキー6人のうち、2人が決勝ラウンド進出を果たした。昨年12月の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」を制した藤本愛菜がトータル3アンダーの13位タイ。ルーキー最上位で週末行きを決めた。
藤本は初日、パー5の18番で今季第1号となるイーグルを決めるなど「69」をマーク。「緊張したんですけど、100点に近いんじゃないかなと思います」と納得の一日となった。
2日目は前半をオールパーでしのぎ、後半も1バーディ・1ボギーのイーブンパーのラウンドだった。「本当に苦しくて」と振り返るように、チャンスにつけながらもパットを決め切れないもどかしい展開が続いた。
それでも、緊張した初日とは打って変わり「手の震えもなくて。いつも通りできた」と、プロツアーの雰囲気にも順応してきている。週末はカットラインを気にする必要はない。「あとはやるしかない。予選落ちのプレッシャーもないので、上だけ目指して頑張りたい」。新人戦を制した19歳が、ここでも同期のトップを走る。
さらに、地元でのプロデビュー戦となった吉﨑マーナもトータル1オーバーの39位タイで決勝へ進出した。
地元の声援を背に戦う吉﨑は、初日に「71」をマークしてアンダーパー発進。主催者推薦で出場する今大会は、2022年から5年連続の出場となる。慣れ親しんだコースではあるが、「去年と違った雰囲気ですごくうれしかった」と、プロとして立つティグラウンドは格別だった。
初日の前半は4つのバーディを奪い、リーダーボードでも上位に顔を出した。バーディパットを決めるたびに地元ファンから歓声も飛んだ。しかし、「パッティングのフィーリングがよくない中で、流れに乗れていた」前半から、後半はボギーが重なった。
スコアを伸ばすことだけ考えていた2日目は、パット数「30」が表す通り、グリーン上で苦しんだ。前半はオールパーで耐えたが、後半に2つのボギーを喫した。
最終ホールで初めてスコアボードを確認し、「(カットラインまで)あと一打じゃん。めちゃくちゃ緊張しました」と、一気にプレッシャーが押し寄せた。最後のパットを沈めると、安どの表情を見せた。
「気持ちを切り替えて、あしたも頑張りたい」。昨年は12位タイに入り、2年連続でベストアマに輝いている。ここからは順位を上げるのみだ。
一方、プロテストをトップ合格した18歳の伊藤愛華は、トータル11オーバーで決勝進出を逃した。
「本当に上手く行ったところがない。悪かった時の感覚。ここからどう上げていくかが今の課題」
多くのルーキーがプロデビュー戦で緊張を口にするが、伊藤も例外ではない。ただ、それも織り込み済み。「プレッシャーに勝てないと優勝できない。緊張している時に、いいプレーができるようにならないと」と、強い気持ちで大会に臨んでいた。
特に「パターに問題があった」と修正点も明確になった。大きな収穫を得た18歳は、課題と向き合いながら次なる戦いに挑む。
そのほか、最終QTをトップ通過した20歳の倉林紅(くらばやし・こう)、7度目の挑戦でプロテストに合格した25歳の佐田山鈴樺、オーストラリア出身の肥後莉音も予選落ちとなった。(文・齊藤啓介)
【2日目終了時点のルーキー成績】
13位:藤本愛菜(-3)
39位:吉﨑マーナ(+1)
ーーー以上が予選通過ーーー
62位:肥後莉音(+3)
88位:佐田山鈴樺(+8)
88位:倉林紅(+8)
101位:伊藤愛華(+11)
