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山下美夢有が“9度目の正直” シーズン初Vで感涙「もう最高!」【2024年“この1シーン”】

2024年の全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年12月28日 12時30分

山下美夢有がシルバーコレクターの称号を返上した
山下美夢有がシルバーコレクターの称号を返上した (撮影:上山敬太)

白熱のシーズンが終わった国内女子ツアー。その今季全37試合を振り返り、大会ごとに印象に残った“1シーン”を紹介する。

【写真】山下美夢有が高級車ゲット!

■富士通レディース(10月11~13日、千葉・東急セブンハンドレッドクラブ、優勝:山下美夢有)

今季8度の2位フィニッシュを重ねた山下美夢有が、ついに初優勝をつかんだ。海外メジャー「KPMG全米女子プロ」を含む苦しい経験を糧に、トータル14アンダーで並んだ古江彩佳とのプレーオフを制し、待望の勝利を飾った。

「2位と優勝は全然違う。優勝は自信になるし、次のステップに向けて頑張れる」

山下は11番までに7バーディを重ね、一時は2位に3打差をつけた。しかし、13番と14番では3パットで連続ボギー。「これが今年のプレーの象徴。流れが良くなかった」と振り返る。それでも16番パー5でバーディを奪い、最終18番パー4では13メートルのパーパットを沈めて粘りを見せた。「あのパットは入れようと思って入る距離じゃない。ラッキーでした」と語る通り、運も味方につけた。

プレーオフ1ホール目では、2メートルの優勝パットを外し、決着は持ち越し。しかし2ホール目、古江が放った20メートルのパーパットがピンに当たる場面を見て、「自分も入れなければと思った」。6メートルのパーパットを2パットでセーブし、ついに長かった勝てない日々に終止符を打った。

優勝スピーチでは「いろんな人の顔が浮かび過ぎて…。やっと恩返しができました」と涙ながらに感謝の気持ちを述べた。その後の記者会見では「お待たせしました(笑)」と茶目っ気を見せつつ、「歓声を浴びながら…もう最高!」と優勝の喜びを語った。

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