<富士通レディース 初日◇15日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>
2週前の「日本女子オープン」で史上初のメジャー4冠と永久シード(通算30勝)を達成した申ジエ(韓国)が、快挙以来の出場となった今大会で出遅れた。「76」をたたき、首位と11打差の4オーバー・94位タイ発進。今季ワーストの滑り出しとなった。
快挙の余韻が残る先週はオフに充てたものの、心身ともに十分な休養は取れなかった。「正直、風邪もひいたし、リカバリーができていなかった。いいイメージはあるけれど、練習が足りていないと不安がありました」。この日は全体最終組の午前10時20分にスタート。いつもより早めにコースに着いて練習したが、序盤からショットの精彩を欠いた。
バーディなしのラウンドは、5月のメジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」2日目以来のこと。当時はディフェンディングチャンピオンとして臨んだなか、喉の痛みなどの体調不良に見舞われ、自己ワーストタイとなる「81」を喫した。
上位勢がバーディを量産するなか、ジエは「ピンポジションがちょっと難しかった」と振り返る。前半にパーオンしたのは4ホールのみ。「初日で(調子が悪いからと)やりたいことをやりすぎましたね。でも、そういう選択をしたことは後悔はしていないです」。感覚を取り戻すべく、コース上で試行錯誤を重ねた。
後半は一転してショットが安定し、グリーンを外したのは1回のみ。そのホールもパーを拾い、バーディパットが決まらないなかでも辛抱強くプレーを続けた。
「ショットもパッティングも安定してきたけれど、カップが私に優しくなかったですね(笑)。入ったと思ったものが入らなかったのはしょうがない。後半はイメージ通りにプレーしてガマンしました。早くあしたのプレーをしたいです」。復調の兆しはある。2日目は反撃に転じたい。(文・笠井あかり)
