国内女子メジャー「日本女子オープン」で史上初のメジャー4冠&永久シード入りを果たした申ジエ(韓国)。どのスタッツで強さを発揮したのか。大会の主要データとともに、その勝因を振り返る。
【日本女子オープン 申ジエの主要スタッツ】
・フェアウェイキープ率:68.7%(6位T)
・パーオン率:72.2%(1位)
・平均パット数:27.50回(19位T)
※今大会はドライビングディスタンスの計測なし
舞台は関西屈指の難コース、宝塚ゴルフ倶楽部の旧コース。ほぼ平坦な地形ながら、小さな砲台グリーンの周囲にはバンカーが効果的に配置されている。グリーンにも絶妙なアンジュレーションが施され、ショットの精度とコースマネジメントがカギを握る。
そんな難関で際立ったのが、ジエのショット力だ。4日間のパーオン率は72.2%で堂々の1位。今季は69.1721%で全体18位と、本人の実力を考えればやや低めの数字にとどまっているが、この大舞台では持ち味を存分に発揮した。
グリーン上でも勝負強さが光った。特に最終日は、プレーオフ3ホールを含めて9連続1パットを記録。“ファイナルラウンドクイーン”の面目躍如といえる内容だった。
ジエ自身も、優勝に最も貢献した一本としてパターを挙げている。9月からスコッティキャメロンの『ファントム5』を投入。キャメロンのなかでも人気が高まっているツノ型マレットで、その変更が結果につながった形だ。
ちなみに、ジエとし烈な優勝争いを繰り広げた桑木志帆のスタッツは、
・フェアウェイキープ率:72.9%(2位T)
・パーオン率:69.4%(3位)
・平均パット数:27.75回(26位T)
と、ジエと比べても大きな差はない。数字の上でも拮抗した、紙一重の優勝争いだった。
