間もなく8月も終わりを迎えるが、まだまだ日本列島は“酷暑”が続く毎日。年々、夏が伸びている…という気もするが、そんななかで18ホールをプレーする女子プロゴルファーは、どんな暑さ対策をして、過酷なラウンドに臨んでいるのか? それは、我々アマチュアゴルファーにも参考になるはず! 健康第一で、かつラウンドも楽しめる、そんな方法を紹介。
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最近のツアー会場でよく見かけるスタイルを“推す”のはルーキーの中村心だ。
「練習ラウンドの日はバケットハットをかぶります。なるべく首とか顔を影にして、暑くならないようにしています」
ゴルフ場といえばキャップやサンバイザーが定番アイテムだが、このバケットハットは、今やそれをしのぐ一大勢力になっている。著者も最近はバケットハットを愛用しているのだが、ツバの部分が円形になっているため、影になる部分が大きく、涼しさを感じる。
この他にも「氷のうを定期的に入れ替えて首や脇を冷やして温度を下げるようにしたり、傘をさしたりします」と万全の態勢を整えコースに出ている。さらに氷のうは、「手を冷やすと体も冷える気がするので、溶けた水を手にかけたりもしてます」と“二次利用”もしている。
ルーキーにとっては、初めてのツアー生活が続いている。慣れない連戦だけでも大変なのに、加えてこの暑さで余計に体力が削られていく。中村も体重が4キロ減ったことを明かしていたが、メジャーも続く秋の陣を前にバテないよう、選手たちは工夫を施し試合に臨んでいる。
