<CAT Ladies 初日◇21日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)◇6657ヤード・パー72>
海外メジャーの「AIG女子オープン」(全英)、そこから帰国翌週に出場した「北海道meijiカップ」では予選落ち。だが、7位で終えた先週の「NEC軽井沢72ゴルフ」を挟み、箱根での初日を終えた佐久間朱莉の表情は晴れやかだ。
「まだショットもパットも、ごまかし、ごまかしやってるんですけど、先週からだいぶいい感じになってる。もっと自信を持ってプレーしたいですね」。1番パー5で、グリーン右から、ショートサイドの難しいアプローチをピタリと寄せてバーディを奪うと、3番でボギーを挟みながら、5番から9番までに4バーディ。後半は16番で1つ伸ばすにとどまったが、「インが難しいので、アウトで伸ばしたかった」という戦略がハマった。
この日のフェアウェイキープ率は100%(14/14)。パーオン率は72.2%(13/18)で、パット数26も上位だ。“ごまかしている”と言うには、ハイレベルなパフォーマンスで、首位と1打差の5アンダー・3位タイで滑り出した。なかでも佐久間を安堵させたのはグリーン上だ。
「いろいろやりすぎて悩んでいた」というパッティングが、全英での不振などここ1カ月ほど足を引っ張っていた。そこで頭をリセット。「今はアドレスを決めたら、あとはリズムだけを意識してやっています」。考え方をシンプルにし、目の前のカップに集中した。先週、軽井沢で発見したのも、リズムの狂い。今はそこに集中できている。
初日はともに全英を戦い、普段から仲がいい桑木志帆とのラウンドになった。「ひさしぶりに一緒に回って、すごく楽しかった」と笑顔もこぼれる。その最中には、「今年のQT(米最終予選会)を受けるの?って聞かれたり、アメリカの話もしました。普段はゴルフの話はあまりしないんですけど、きょうは珍しく」。全英を制して一足先に、来年からの米ツアー参戦を決めた同学年との会話は熱を帯びたようだ。
今季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」から遠ざかっている優勝も見える位置。1301.79ptで4位につけるポイントレースでも、首位の桑木(2081.35pt)との779.56pt差を着実に埋めていきたい。その桑木も4アンダー・7位につける。ライバルとしての熱い戦いにも期待したい。(文・間宮輝憲)
