<富士通レディース 2日目◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6717ヤード・パー72>
イーグル女王がお目覚めだ。2024年に、2020-21年の統合シーズンで勝みなみが記録した13個に並ぶ、ツアー史上最多のイーグルを量産した桑木志帆。今季22試合目にして、ようやく初イーグルを奪った。
その舞台は、初日の後半14番。残り136ヤードからの8番アイアンで放った2打目は、ピン手前でバウンドするとそのままカップイン。ピンの根元は見えなかったが、ギャラリーの歓声に大きな万歳で応えた。キャディや同伴競技者とハグ。体を揺らしてノリノリだった。
そして16日の2日目。またも派手な一打が飛び出した。出だしの10番パー5、残り72ヤードのラフからの3打目を52度ウェッジで直接沈めた。「寄ったなと思って目を離したら入っていました。“ワー”という歓声で気づきました。マジか、という感じ」。前日のような大きなリアクションこそなかったものの、「言われてみれば確かに0個だったな」というイーグルカウントは一気に“2”に増えた。
初日「68」で4アンダー・7位タイの滑り出し。2日目はイーグル&バーディ発進で一時は首位に並んだが、ボギーが続いて「70」と大きく伸ばすことはできなかった。「ピンポジションが振られていて、外しちゃいけないほうに外してパーを拾えなかった。逆球が出ちゃって全然ダメでした」と振り返る。
それでも、トータル6アンダーは15位タイ。首位との5打差は、残り2日間で十分に巻き返せる。「パッティングはちょっとずつ良くなっているので、自信を持てれば、たぶん良いところにいけると思う」。メルセデス・ランキングでは2位に898.63pt差をつけて独走中。イーグル女王の本領発揮はここからだ。(文・笠井あかり)
