国内女子ツアー「CAT Ladies」で今季2勝目を挙げた吉田鈴。大箱根での接戦を制した22歳は、どのスタッツで強さを発揮したのか。大会の主要データとともに、その勝因を振り返る。
【CAT Ladies 吉田鈴の主要スタッツ(3日間平均)】
・ドライビングディスタンス:238.33ヤード(43位)
・フェアウェイキープ率:81%(13位T)
・パーオン率:72.2%(11位T)
・平均パット数:26.33回(3位)
主要スタッツを見ると、やはり目を引くのはパット数。今季1ラウンドあたりの平均パット数は28.85回で12位と、ツアーでも上位につける。今大会でも、強いアンジュレーションが特徴のグリーンを攻略した。
特筆すべきは、最終日のインコースだ。前半は17パットとチャンスをものにできずにいたが、後半は4バーディを奪うなど、勝負どころでタッチが復調。トップ10入りした12人のうち、インコースのパット数「12」は菅楓華と並んで最少だった。
ハイライトは、最難関の16番パー4で決めたクラッチパットだろう。この日のピン位置は中央奥。カップの右奥が下り傾斜になっており、何人もの選手が苦しめられていた。
吉田はグリーン左手前、ピンまで約12メートルの位置からバーディパットを放った。「外れたら2~3メートルはオーバーしていたと思う」という一打を見事に沈め、勝利を大きくたぐり寄せた。接戦を制した吉田の強さは、数字にも表れたパッティングにあった。
