米国女子ツアー挑戦の年を迎える勝みなみは、開幕戦、ホステス大会となる高知戦、地元での鹿児島戦と“国内3連戦”を戦ったのちに、海を渡る予定。「調子が良かったらその年がうまくいくような気持ちになれるので、開幕から優勝を狙って頑張りたいです」と気持ちを高めながら、新たな一歩を踏み出す。
昨季は「楽天スーパーレディース」で72ホールノーボギーV、「日本女子オープン」連覇と2勝を飾った。「今までと違うというか、印象深い優勝が多かった」。アマ時代を含めれば通算8勝を遂げたが、それでも「（年間）3勝以上が目標だった」と少しの悔しさも残した。
昨年12月の予選会（Qシリーズ）は5位と上位で突破し、今季はアメリカが主戦場。「飛距離とかパッティングなど大きな部分は通用するなと思いました」という手ごたえを感じる一方で、このオフに強化するべきポイントも見つけた。「アメリカのコースはいろんな打ち方が求められると思う」と、100ヤード以内のショートゲームとグリーン周りのアプローチに多くの時間を割いている。
国内3連戦を終えたらすぐに渡米し、3月23日開幕の「LPGAドライブオン選手権」（アリゾナ州）で米デビュー戦を迎える予定。「アメリカに行く弾みが欲しいし、色々試して良いものを持ってアメリカに行きたい」と、沖縄特有の風やコーライ芝での戦いは、米ツアーに向けてのいい準備にもなりそうだ。
今年の目標は「ケガをしないで1年間を戦って、シードを獲ること」。ルーキーイヤーでの優勝もしっかりと思い描きながら、勝の新たな挑戦が幕を開ける。
