ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

新女王候補・竹田麗央がまさかの予選落ちに涙「いい休養ができたと思って」

メルセデス・ランキング1位を走る竹田麗央が涙の予選落ちとなった。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年10月18日 17時53分

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目◇18日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6506ヤード・パー72>

あとひと転がりだった。トータル1アンダーの予選カットライン上で迎えた最終18番。竹田麗央の5メートルのパーパットは無情にもカップの手前で止まった。

竹田麗央 今季7勝を支える14本【写真】

9月の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」第2ラウンド以来、今季9度目のオーバーパーラウンドとなる「73」で1打及ばずの予選落ち。前週まで今季平均ストローク1位(69.2186)を誇る21歳はまさかの“乱調”で、決勝ラウンドに進むことができなかった。

「きのうからショットが曲がって、ラフからばかり打っていた。なかなかチャンスにつけることができませんでした」

初日のフェアウェイキープ率は42.86%(6/14)で、この日は106人中最下位の35.71%(5/14)。2日間のトータルは全体で2番目に悪い39.29%だった。4月の初Vから7勝を積み上げ、メルセデス・ランキング1位に立つ原動力となっている「飛んで、曲がらない」ショットが今週は影を潜めた。18番もティショットをラフに入れ、2打目もグリーンをオーバー。“らしさ”は最後まで見せることができなかった。

取材には気丈に応じた。だが、悔しさを押し殺すように淡々と話したあとは、プロゴルファーの母でコーチの哲子さんの元に向かい、二言三言と言葉をかわすと、必死に我慢していた涙があふれ出た。今週は3日間大会よりも優勝ポイントの配分が多い4日間大会。年間女王の座を盤石とするはずだったが、1ptも加算することができずにコースを去ることになった。

「プレーをしているときには感じないけど…」と竹田は話したが、乱調の大きな要因のひとつに、知らず知らずのうちに蓄積した疲れがあるのは間違いないだろう。プロ3年目でフル参戦は2年目。長丁場のシーズンの経験はあるが、海外メジャー挑戦と年間女王争いは初体験だ。本人が思っている以上に気力も、体力も削られていて不思議はない。

「いい休養ができたと思って、しっかり休んで来週から頑張りたい」。シーズン最終盤を前にした予選落ちも、女王取りに向けた天の配剤。疲れた体にパワーを充電し、今季残り5試合に臨む。(文・臼杵孝志)

日本勢は? 米国女子ツアーのリーダーボード

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト