コロナ禍からの社会・経済活動正常化が本格的にスタートした2023年上半期だったが、ゴルフツアー界も賑わいを取り戻した前半戦だった。どんな出来事があったのか、ALBA Netの人気記事や人気動画、人気写真から振り返ってみたい。

2023年上半期の人気写真だが、圧倒的1位だったのは原英莉花だった。
 
これは4月11日、週刊誌がプロ野球選手との熱愛を報じたのがきっかけ。ちょうど原は、米国女子ツアー「ロッテ選手権」の出場を控えてハワイに滞在中で、「すごい応援しています！」とのコメントを残したが、日本が優勝したWBC（ワールド・ベースボール・クラシック）の余韻も残っていただけに、ゴルフを知らないユーザーも「原英莉花ってどんな女子プロ？」という状態になったわけだ。
 
その後、同騒動は鎮火して真偽のほどは定かではないが、原のファンとしては熱愛報道以上に気になるのが故障の状態だろう。2021年から患う腰のヘルニアが悪化し、5月中旬から2試合を欠場した後、5月24日にはSNSで緊急手術を発表。復帰時期は明言せず、7月上旬時点でも明らかになっていない。人気のみならず実力もあってツアーを牽引する一人だけに、無事の回復を願うばかりだ。
 
2位は今季限りで日本から撤退するイ・ボミ。ウェア契約を結ぶブランドの新規オープンにかけつけた1枚だったが、こちらは長年にわたって女子ツアーを引っ張ってきた一人だけに、寂しいファンが多いということか。最終戦は10月19～22日「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」（兵庫県・マスターズGC）だ。
 
写真自体は昨年末のものになるが、12月24、25日の2日間、渋野日向子が岡山県野球場で「渋野日向子杯 第1回岡山県小学生ソフトボール大会」を主催した際、始球式に臨む前の1枚が3位にランクイン。渋野は8歳からソフトボールを始め、小学生時代は熱中し、今でも「ゴルフより好き」とコメントしている。「私を育ててくれたソフトボールに恩返しをしたい」といった思いから実現したものだが、始球式では同じ岡山県出身で、2021年の東京五輪女子ソフトボール金メダリスト・原田のどかとの対戦が実現したのだ。軍配は渋野に上がったが、その投球フォームは？　そんなファンの知りたい欲求が聞こえてきそうな閲覧数だった。