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300yのパー4も1オンを狙える驚異の飛距離 ホステスプロVを狙う穴井詩が手放せない新兵器「左のミスが減って飛距離が出る」

ツアー屈指の飛ばし屋でホステスV狙う穴井詩が300ヤードのパー4で1オンに成功。投入した新兵器は?

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年9月4日 17時03分

穴井詩はゴールドシャフト投入で飛距離アップ
穴井詩はゴールドシャフト投入で飛距離アップ (撮影:上山敬太)

<ゴルフ5レディス 事前情報◇4日◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505ヤード・パー72>

今大会を主催するゴルフ5とはプロテストに合格した2008年から契約を結んでいるツアー通算6勝の穴井詩。「1年で一番大事な試合。これだけお世話になっているので、結果を出したい」と気合が入る。

【写真】穴井詩が投入した飛距離アップのゴールドシャフト

今季は4月の「ヤマハレディースオープン葛城」で優勝を挙げている。その後は、トップ10入りは2回あるが、予選落ちも8回ある。「調子自体はそんなに悪くないんですけど、1ホールでちょっとやってしまうことがあるので、そこを注意しながらがんばりたい」と大きなミスが出ないように心がけている。

穴井と言えばツアー屈指の飛ばし屋。ドライビングディスタンスは2019年と22年に1位を獲得。今季は、20代の若い選手の台頭もあるなか、ここまで261.77ヤードをマークしてトップに立っている。優勝した4月頃に、「最高の1本」と満足のいくドライバーができあがってから、さらに進化している。

ヘッドはテーラーメイド『Qi35』コアモデルのロフト角8.0度。シャフトは藤倉コンポジットの『スピーダーNXゴールド』(50-S)を挿しており、「より曲がらない」と白い歯を見せる。

特に新シャフトへの信頼は厚く、「私にとって左へのミスがだいぶ減ったので、より直進性があって、なおかつ飛距離が出る感じです」とストレートに近いドローボールが打てているという。8月に入ってから複数のヘッドと新シャフトの組み合わせを試し、今の1本に仕上がった。

今大会の7番パー4は300ヤードに設定。グリーン左に池が広がり、エッジまで280ヤードほど。関係者によると大会期間中にティイングエリアを前にして、エッジまで約240~250ヤードに設定する日も考えており、“1オンチャレンジ”のホールにもなる。

ただ穴井はティの位置は関係ない。月曜日の練習ラウンドでは後ろのティから1オンに成功している。「フォローか横風だったら1オンを狙います」と向かい風でなければ“1オンチャレンジ”を示唆。ティが前に出たら「3Wもありますね。楽しいホール、いいですね」とニンマリ。試合結果だけでなく7番ホールの1オンと、穴井にとって見せ場はたくさんある。(文・小高拓)

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